バスケで捻挫…試合に出るための緊急処置

バスケで多発する「足関節捻挫」を柔道整復師が徹底解説!早期復帰の鍵は初動にあります。

バスケットボールは、ジャンプ、着地、急激なストップ&ゴー、そして切り返し動作が連続するスポーツです。そのため、もっとも発生頻度が高い怪我が「足関節捻挫(足首の捻挫)」です。

現場で多くの選手を診てきた柔道整復師として断言しますが、「たかが捻挫」と甘く見ていると、将来的にパフォーマンスが戻らなくなる恐れがあります。

この記事では、バスケ特有の捻挫の原因から、最新の応急処置、そして「捻挫癖」を作らないための予防法までを専門的な視点で解説します。

その他バスケットボールでの怪我については「試合に間に合わせたい」バスケ選手必見!ケガの早期復帰を叶える専門治療と動作指導で徹底解説しています。

なぜバスケで捻挫するのか?そのメカニズム

バスケットボールにおける捻挫の多くは、足裏が内側を向くようにひねる「内返し捻挫」です。

  • リバウンド後の着地: 相手選手の足の上に乗って着地してしまう(コンタクトプレイ)。
  • 激しいディフェンス: サイドステップや切り返しで、足首が外側の負荷に耐えきれなくなる。

解剖学的には、足首の外側にある「前距腓靭帯(ATFL)」がもっとも損傷しやすく、重症化すると「踵腓靭帯(CFL)」まで断裂することもあります。

柔道整復師の視点: 靭帯が伸びきったまま修復されると、関節が緩くなり(不安定性)、いわゆる「捻挫癖」がつきます。初期の固定とアライメント調整が運命を分けます。

目次

やってはいけない!間違った処置と正しい「POLICE」

昔は「RICE処置」が主流でしたが、現在はより回復を早めるための「POLICE(ポリス)」という概念が推奨されています。

  1. Protection(保護):装具やシーネで患部を守る。再受傷を防ぐ最優先事項。
  2. Optimal Loading(最適な負荷):安静にしすぎず、痛みのない範囲で早期から荷重をかけることで組織の修復を促す。
  3. Ice(冷却):痛みを抑えるために冷やす。
  4. Compression 圧迫):腫れを広げないために弾性包帯などで圧迫する。
  5. Elevation(挙上):心臓より高い位置に足を上げる。

NG行動: 受傷直後にお風呂で温めたり、マッサージをしたり、無理にお酒を飲んだりすること。これらは炎症を悪化させ、復帰を遅らせます。

バスケ復帰へのロードマップ:リハビリの重要性

痛みが引いたからといって、すぐに全力プレーをするのは自殺行為です。以下のステップを踏んでください。

可動域の回復

固定によって硬くなった足首を、手を使って動かしたり、タオルギャザー(タオルを指で手繰り寄せる運動)を行ったりしてほぐします。

腓骨筋(ひこつきん)の強化

足首の外側にある筋肉です。チューブトレーニングなどでここを鍛えることで、再び捻りそうになった時に筋肉がブレーキをかけてくれます。

固有受容感覚(バランス)のトレーニング

捻挫をすると「足がどのような状態にあるか」を感じるセンサーが壊れます。不安定なディスクの上に乗ったり、片足立ちでボールキャッチをするなどして、脳と足首の連携を取り戻します。

まとめと当院の見解

バスケットボール選手にとって、足首は命です。 もし受傷してしまった場合は、自己判断せず、すぐに柔道整復師に相談してください。

  • 初期の適切な固定
  • 段階的なリハビリ
  • テーピングによる予防とサポート

これらを意識して療養に取り組んでいきましょう。

当院ではバスケットボールで起こる足関節の捻挫について特に力を入れて処置に取り組んでいます。バスケットボールは着地、切り返し、ジャンプをする機会がとても多いスポーツです。それらの動作において地面と接地しているのは足の裏だけです。そんな中足関節を捻挫してしまうとプレーに著しい支障が出てしまいます。怪我をしてしまったら、怪我をする前よりも強い足首を手に入れることを意識してリハビリを行っていきます。それによって捻挫を繰り返すことがなくなっていくのです。

「いつものことだから」と放置せず、プロの手を借りて最短・最強の状態でコートに戻りましょう。

スポーツ保険などを展開する公益財団法人スポーツ安全協会でもバスケットボールに関して足関節捻挫が多いと解説されています。併せて覗いてみるといいかもしれませんね。

東海市、知多市、大府市でバスケットボールでの捻挫にお悩みの方「ARK接骨院」へお任せください。

執筆者 柔道整復師 古田 幸大

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