繰り返す膝の痛み…ジャンパー膝の正体

※この記事は約15分で読むことが出来ます。

ジャンプ着地時の膝の痛み、隠してプレーしていませんか?

バレーのスパイクやバスケのシュート、あるいはランニングの着地時。「膝のお皿の下」にズキッ!と走る鋭い痛み。心当たりはありませんか?

「練習を休めばそのうち治るだろう」 「レギュラー争いがあるから、今は言えない」

そうやって痛みを隠してプレーを続けていると、最悪の場合、全力で走ることすらできなくなってしまいます。それは単なる疲れではなく、スポーツ障害の一つ「ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)」の可能性が高いです。

今回は、多くの選手を悩みから救ってきたARK接骨院の視点で、ジャンパー膝の「本当の原因」と「早期復帰への道」をお話しします。

目次

ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)ってなに?

名前の通り、ジャンプやダッシュ、ストップ動作を繰り返すスポーツ選手に非常に多い怪我です。

専門的には「膝蓋靭帯炎(しつがいじんたいえん)」「大腿四頭筋腱付着部炎(だいたいしとうきんけんふちゃくぶえん)」なんて呼ばれますが、要は「使いすぎで腱が悲鳴を上げている状態」です。

膝のお皿(膝蓋骨)とすねの骨をつなぐ「膝蓋靭帯」は、ジャンプのたびに強烈な力で引っ張られます。これが繰り返されることで繊維に細かい傷がつき、炎症を起こしてしまうのです。

ちなみに、10代の成長期には「オスグッド病」もよく見られますが、痛む場所や原因が少し違います。ここを見誤ると治りが遅くなるので注意が必要です。

オスグッド病(成長痛)とジャンパー膝の違いはこちら (10代の膝痛は成長痛かも?見分け方を詳しく解説しています)

こんなサイン、出ていませんか?

  • ジャンプの踏み切りや着地の一瞬、膝下がズキッとする
  • 階段の上り下りが地味に辛い
  • 膝のお皿の下を押すと「痛っ!」となる(圧痛)
  • 練習始めは痛いけど、体が温まると動けてしまう(これが一番厄介!)
  • 練習が終わった夜、ズキズキと痛みがぶり返す

初期段階では「温まれば動ける」ため、無理をしてしまいがちです。でも、放置して症状が進むと、歩くだけでも激痛が走るようになり、最悪の場合は靭帯が切れてしまうこともあります。

なぜ「あなただけ」ジャンパー膝になるのか?

一番の原因はもちろん「オーバーユース(使いすぎ)」です。でも、同じメニューをこなしているチームメイトは平気だったりしますよね? その差は一体どこにあるのでしょうか。

太ももの前(大腿四頭筋)がガチガチ

太ももの前の筋肉は、膝のお皿を経由して膝下の靭帯に繋がっています。この筋肉が疲労でゴムのように硬くなっていると、着地の衝撃を筋肉で吸収できず、その負担がすべて靭帯へダイレクトにいってしまいます。 これ、実は肉離れ予備軍の状態でもあります。

肉離れ・筋肉の痛みについての詳細はこちら (太ももの張りが気になる方はこちらもチェックしてください)

フォームや姿勢の「悪い癖」

  • 猫背・骨盤の後傾: 重心が後ろに残ると、ブレーキをかけるために太ももの前ばかり使ってしまう。
  • Knee-in Toe-out (ニーイン・トゥーアウト): 着地で膝が内側に入る癖。これがあると、靭帯がねじ切られるようなストレスを受け続けることになる。

環境のせいも(床や靴)

コンクリートや硬い体育館での練習、すり減ってクッション性のないシューズも、膝へのダメージを倍増させます。

一般的な治療と、ARK接骨院の「こだわり」

整形外科や一般的な整骨院では、「安静にして」「湿布を貼って」「サポーターをして」と言われることが多いでしょう。もちろん炎症を抑えるためにそれらも必要です。

でも、当院では「なぜそこに負担が集中してしまったのか?」という根本原因を解決しない限り、復帰してもまた同じ痛みを繰り返すだけだと考えています。

ARK接骨院ではこう考えます。

  1. 「患部以外」もしっかり見る: 膝が痛いからといって、膝ばかり触っていても治りません。特に「足首の硬さ」は致命的です。足首が硬いと着地の衝撃を逃がせず、膝がすべての衝撃を受け止めることになるからです。股関節や足首の動きを改善し、「膝に優しい体」を作ります。スポーツ障害と足首の捻挫の関連性はこちら (繰り返す足首の捻挫が膝痛の原因に?その理由を解説します)
  2. 筋膜リリース・徒手療法: ガチガチになった太ももだけでなく、そこに繋がる筋膜のライン全体をリリースします。膝のお皿の動き(パテラ・トラッキング)をスムーズにするだけで、痛みが驚くほど軽減することも珍しくありません。
  3. 動作指導: 「膝を使え」と言われて、間違った膝の使い方をしている選手がとても多いです。競技に合わせて、負担のかからない正しい着地フォームや体の使い方をアドバイスします。

今すぐできるセルフケア

痛みが強い時は決して無理はいけませんが、自分でできることもあります。

  • アイシング: 練習直後、患部が熱を持っているなら氷嚢で10分~15分冷やす。
  • 大腿四頭筋のストレッチ: 立った状態で片足の足首を持ち、お尻に近づけるように曲げて太ももの前を伸ばす。 ※この時、腰を反らないように注意!腰を痛める原因になるので避ける。

まとめ

ジャンパー膝は、「我慢強い選手」ほど重症化させてしまう厄介な怪我です。 「これくらい大丈夫」「まだやれる」と思わず、違和感を感じたらすぐに相談してください。特に膝蓋骨(膝のお皿の骨)にぐらつきを感じる場合は炎症が悪化している可能性があります。直ちに知識のある人に見せることをオススメします。

膝の痛みを克服し競技力をレベルアップさせていきましょう。

東海市、知多市、大府市でジャンパー膝にお悩みの方「ARK接骨院」へお任せください。

執筆者 柔道整復師 古田 幸大

参考サイト(外部リンク)

本記事の作成にあたり、以下の信頼できる情報を参照しています。​

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