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愛知県東海市、大府市、知多市周辺で陸上競技に打ち込む選手、および保護者・指導者の皆様、こんにちは。ARK接骨院 代表の古田です。
陸上競技は「走る」「跳ぶ」「投げる」という、人間の基礎的な身体能力を極限まで追求する素晴らしいスポーツです。しかし、相手とぶつかるコンタクトスポーツではないにも関わらず、陸上選手の多くが慢性的な痛みを抱えながらトラックに立っているのが現状です。
私はこれまで、500人以上の陸上競技選手の身体と向き合い、数多くの施術と復帰サポートを行ってきました。近年、シューズの進化やスポーツ医学の常識(アイシングの是非など)が劇的に変化しており、ケガに対する「正しい知識」を持たなければ、選手生命を縮めてしまうリスクが高まっています。
本記事では、陸上競技特有のケガの原因から、最新の応急処置、そして当院ならではの「種目別アプローチ」まで、陸上選手が知っておくべき「ケガの総論」を徹底解説します。
陸上競技のケガの大部分は、反復動作によって組織に小さなダメージが蓄積する「マイクロトラウマ(微小損傷)」や、全力スプリント時などに筋肉や腱が急激な力に耐えきれず破綻する「マクロトラウマ(急性の大きな損傷)」によって起こります。
日本陸上競技連盟(JAAF)などの調査により、ケガの発生には明確な男女差があることが分かっています。

なぜその部位が壊れるのか。バイオメカニクス(生体力学)の観点から原因を紐解きます。各症状の詳しい治療法は、各項目の画像をタップしてください。詳細記事にリンクしています。

アキレス腱は、走る・跳ぶ際に「筋肉と腱のバネ機能」として働きます。スプリントやジャンプの着地時には、なんと体重の12.5倍もの衝撃がアキレス腱にのしかかります。
単なる練習のしすぎだけでなく、接地時に足首が内側に倒れ込む「ニーイン・トゥーアウト(過回内)」という崩れたフォームが、アキレス腱に強烈な「ねじれストレス」を与え、組織を破壊します。

新入部員や、冬期練習などで急激に走り込みの量が増えた時期に多発する、スネの内側の痛みです。ふくらはぎの筋肉が、スネの骨の膜(骨膜)を繰り返し引っ張ることで炎症が起きます。放置すると「疲労骨折」に進行するため、初期段階での練習量のコントロールと足元の環境整備(シューズの見直し等)が必須です。
シンスプリントが頻発するランナーの悩みに寄り添う記事は下記のリンクからどうぞ。

筋肉が「縮もう」と力を入れている瞬間に、強制的に「引き伸ばされる」負荷(エキセントリック収縮)がかかることで、筋繊維が引きちぎられる急性のケガです。再発率が非常に高いため、痛みが消えたからといって自己判断でスプリントを再開するのは極めて危険です。
近年、陸上界を席巻している「カーボンプレート内蔵の厚底シューズ」は、タイムを飛躍的に伸ばす一方で、選手の身体にかかる負担の場所を大きく変えました。

従来の薄底シューズでは「ふくらはぎやアキレス腱」で衝撃を吸収していましたが、厚底シューズの強力な反発力を制御するためには、身体の根元である「股関節」や「骨盤周辺の筋肉(お尻など)」に多大なブレーキ負荷がかかります。
これにより、股関節周辺のトラブルや大腿骨の疲労骨折といった、これまでとは違う「新しいタイプのスポーツ障害」が増加しています。シューズを変えたら、それに耐えうる「体幹と股関節の強化」がセットで必要になるのです。
ケガをした時の応急処置といえば、長年「RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)」が常識でした。しかし現在、スポーツ医学の世界では「PEACE & LOVE(ピース アンド ラブ)」という新たな概念が世界標準となっています。

最大の変更点は、「過度な安静(Rest)」と「アイシング(Ice)・抗炎症薬」を避けるようになったことです。炎症は組織を修復するための必要な反応であり、むやみに冷やしたり薬で抑え込んだりすると、かえって組織の再生が遅れ、弱い筋肉になってしまうことが分かってきました。
痛みのない範囲で早期から適切な負荷をかける(Optimal Loading)ことが、強くしなやかな回復への最短ルートです。
陸上競技と一言で言っても、種目によって身体の使い方や痛める部位は全く異なります。当院はこれまで、以下の多岐にわたる種目の選手たちを診てきた「圧倒的な経験とデータ」を持っています。
例えば、同じ「膝の痛み」でも、短距離選手の爆発的な加速によるものと、走高跳選手の踏み切り(ブロッキング)によるもの、投てき選手のリリース時の踏ん張りによるものでは、原因となる関節のズレや筋肉の癒着ポイントが全く異なります。
当院では、この動作の違い(バイオメカニクス)を正確に分析し、以下の独自アプローチを組み合わせて最速復帰を目指します。
「痛みがなくなったから復帰する」は、再受傷の最大の原因です。陸上競技の爆発的な動きに耐えられるかを見極めるため、現代のリハビリテーションでは「RSI(反応筋力指数)」という客観的な指標を用います。
これは「どれだけ短い接地時間で、どれだけ高く跳べるか」を数値化したもので、この数値が基準を満たしていない状態で全力スプリントやバウンディングを再開することは、絶対に避けるべきです。当院では、この指標も視野に入れながら、安全かつ最短での復帰ロードマップを作成します。
A. シューズの反発力を受け止めるために、股関節や骨盤周りの筋肉に過度な負担がかかっているサインです。シューズをやめるのではなく、厚底の力学に耐えられるよう、体幹や殿筋群(お尻の筋肉)の強化とフォーム修正を行う必要があります。
A. 我慢して走り続けると「脛骨の疲労骨折」へと悪化し、長期離脱を余儀なくされる可能性が高いです。初期段階で運動量を調整し、ふくらはぎの緊張を緩め、足首のアライメント(骨の配列)を整える治療を優先してください。
A. 最新の医学的知見(PEACE & LOVEプロトコル)では、過度なアイシングは推奨されていません。炎症は組織を治すための必要な反応です。痛みが強すぎる場合の短時間の冷却は有効ですが、基本は適度な「圧迫」と「挙上(高く上げる)」で腫れをコントロールします。
A. 「十分な食事(エネルギー不足の解消)」「正常な月経の維持」「骨への適切な負荷」の3つです。特に急激な減量や長距離の走り込みは骨密度を低下させます。違和感があれば、骨密度測定ができる医療機関での早期チェックをおすすめします。
オーバーユースが原因で起こる症状はこちら
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自分の記録を伸ばしていくこと、それにロマンを見出し練習を続けること。とても尊く素晴らしいことだと思います。ARK接骨院にもロマンを追い求めるお手伝いをさせてください。きっと良い記録が出るはずです。楽しい競技者人生をおくっていきましょう。
執筆者 柔道整復師 古田 幸大
各症状について、専門的な視点で詳しく解説しています。