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愛知県東海市、大府市、知多市周辺で水泳競技に打ち込むスイマー、保護者、指導者の皆様、こんにちは。ARK接骨院 代表の古田です。
当院ではこれまで200人以上のスイマーの怪我や身体の悩みと向き合い、施術やリハビリをサポートしてきました。
水泳は水中で行うため「関節への負担が少なく、怪我をしにくいスポーツ」と思われがちです。しかし実際は、水の抵抗に逆らって同じ動作を何千回、何万回と繰り返すため、肩、腕、腰、膝などに特有のスポーツ障害(使いすぎによる怪我)が非常に多く発生する過酷な競技です。
この記事では、水泳で起こりやすい怪我の原因、4泳法ごとの症状、競泳選手に多い神経障害、そして当院の根本改善アプローチや安全な復帰プログラムまでを網羅した「水泳障害の総論(完全ガイド)」を徹底解説します。自己ベスト更新と怪我ゼロへの道しるべとして、ぜひ参考にしてください。
陸上競技における怪我が「重力や着地の衝撃」によって起こりやすいのに対し、水泳における怪我の大部分は「反復的な動作による使いすぎ(オーバーユース)」と「キネティックチェーン(運動連鎖)の破綻」によって引き起こされます。
キネティックチェーン(運動連鎖)とは、全身の筋肉や関節が連動して力を伝える仕組みのことです。水泳の推進力は、体幹(お腹や背中)で作られたエネルギーが、肩甲骨を通って腕へ、あるいは骨盤を通って脚へと伝わることで生まれます。
もし、股関節が硬かったり体幹が弱かったりしてこの「力の伝達ルート」のどこかが機能しなくなると、無意識のうちに特定の関節(肩や膝など)を無理に動かしてカバーしようとする「代償動作」が生まれます。これが、水泳における慢性的な痛みの根本原因です。
水泳は種目によって身体の使い方が全く異なるため、怪我をしやすい部位も明確に分かれます。

競泳における怪我の中で最も発生頻度が高いのがクロールであり、全体の約67%を占めます。その代表的な症状が「水泳肩(インピンジメント症候群)」です。
高い肘の位置をキープする「ハイエルボー」でのキャッチ動作は、肩を強く内側に捻るため、インナーマッスル(ローテーターカフ)が疲労します。疲労が蓄積すると肩の骨と腱がぶつかって擦れ、痛みや炎症を引き起こします。インピンジメント症候群の解説は|「全力で投げられない」痛みを根本改善するでも解説しています。野球の解説記事ですが発生機序が同じです。

平泳ぎの選手の約86%が経験すると言われるのが「平泳ぎ膝(Breaststroker’s knee)」です。ウィップキック(鞭のようにしならせるキック)により、膝の内側の靭帯(内側側副靭帯)に強烈なストレスがかかります。
特に股関節の柔軟性が不足している選手は、無意識に「膝を過剰に捻って」代償しようとするため、膝の痛みの根本原因は股関節の硬さにあることが非常に多いです。また、息継ぎの際に上体を強く反らせるため、腰痛(腰椎分離症や筋膜性腰痛)のリスクも高くなります。

水面から頭部と両腕を同時に引き上げる際、腰(腰椎)には強大な圧迫力と反る力(過伸展)がかかります。バタフライ選手の約半分が腰痛を経験しているという調査結果もあり、骨格が未発達なジュニア選手においては深刻な腰痛のリスクとなります。両腕を力強くリカバリーするため、クロール同様に水泳肩のリスクも高いです。
水泳で起こる腰痛に関しては【スポーツ腰痛】選手必見!腰痛バイブルでも解説しています。

腕を頭の後ろを通って入水させる動作は、肩関節の可動域の限界に近い動きを強います。また、水面で顔を固定し続けるため、体幹のローリングが不十分な選手は、無理な姿勢を首回りの筋肉だけで支えようとし、首(頸椎)の痛みに繋がることがあります。
短距離・長距離の自由形、背泳ぎ、バタフライなど、腕を激しく回し続ける競泳選手に非常に多く見られるのが「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」です。単なる筋肉痛とは異なり、神経や血管が関わる厄介な症状です。
胸郭の出口付近(首と胸の間)にある筋肉や骨によって、神経や血管が圧迫されたり引っ張られたりすることで発症します。水泳特有の原因は主に以下の2パターンです。

アーティスティックスイミングでは「巻き足」による膝や腰への極端なストレスが、飛込競技では着水時や飛板への衝突による「急性外傷(脳震盪など)」が多く発生します。頭部への衝撃は全体の約32%を占め、厳格な復帰プログラムが必要です。
また、エリートスイマーの関節をMRIで撮影すると、約70%の確率で関節内の炎症などの「異常所見」が見つかりますが、その多くは痛みを伴わない「無症候性」です。過酷な練習に対する身体の適応反応である可能性もあるため、画像診断の結果だけで無理に練習を長期ストップさせるのではなく、専門家による実際の身体の動き(バイオメカニクス)の評価が不可欠です。
水泳の痛みの多くは、水中のフォーム修正だけでなく、陸上でのコンディショニング「ドライランドトレーニング」によって予防・改善が可能です。

水泳による怪我は、「休めば治る」というものではありません。特に胸郭出口症候群やインピンジメント症候群は、放置すると日常生活に支障をきたすほど悪化することがあります。
東海市のARK接骨院では、柔道整復師としての専門的な解剖学的知識に基づき、痛みの出ている患部への対症療法だけでなく、フォームや全身の連動性から原因を特定し、根本改善を目指します。
A. 「水泳肩(インピンジメント症候群)」の可能性が高いです。ハイエルボーなどの動作の繰り返しにより、肩の奥のインナーマッスルが疲労し、骨と腱がぶつかって炎症を起こしています。姿勢の改善と肩甲骨周りの機能改善が必要です。
A. 休めば一時的に痛みは引きますが、根本原因を解決しないと必ず再発します。平泳ぎ膝の多くは「股関節の硬さ」を補うために膝を過剰に捻ってキックしていることが原因です。膝の施術と同時に、股関節の柔軟性を高めるアプローチが必須です。
A. 競泳選手に多い「胸郭出口症候群」が疑われます。首や胸の筋肉が硬くなって神経を圧迫しているパターン(圧迫型)と、過剰な可動域で腕を伸ばしすぎて神経が引っ張られているパターン(牽引型)があります。当院では関節のアライメントを整え、根本改善を図ります。
A. 本当です。過酷な練習を積むエリートスイマーの多くに、MRI画像上で関節内の浮腫などの異常が見つかりますが無症状であることも多いです。画像だけで即練習中止と判断するのではなく、実際の体の動きや痛みの有無を専門家が総合的に評価することが大切です。
【アクセス】
水泳の怪我は「いつか治るだろう」と騙し騙し泳いでいると、フォームが崩れ、胸郭出口症候群のような厄介な神経症状や、別の部位まで痛めてしまう悪循環に陥ります。「タイムが伸び悩んでいる」「泳ぐたびに痛みがある」という方は、ぜひ一度、東海市のARK接骨院にご相談ください。200名以上のスイマーを診てきた経験を活かし、あなたの自己ベスト更新と早期復帰を全力でサポートいたします。
執筆者 柔道整復師 古田 幸大
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