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東海市、大府市、知多市周辺で卓球に打ち込むプレーヤーの皆様、こんにちは。
ARK接骨院 代表の古田です。
当院には日々、多くのスポーツ選手が来院されますが、実は私自身、これまでに柔道整復師として150人以上の卓球選手の施術に携わってきました。地域の部活動生から、プロを目指す競技者、生涯スポーツとして楽しむベテランの方まで、多くの卓球選手の「痛み」や「パフォーマンス低下」と向き合ってきました。
一般的に、卓球は他者との直接的な身体接触(コンタクト)がないため、ラグビーやサッカーといったコンタクトスポーツと比較して「安全であり、傷害リスクが低いスポーツ」と広く認識されています。しかし、近年のスポーツ医学および生体力学(バイオメカニクス)の詳細な調査により、卓球特有の反復的なスイング動作、急激な方向転換、極端な前傾姿勢が、筋骨格系に対して特異的な微小外傷(マイクロトラウマ)を持続的に蓄積させている実態が明らかになっています。
本記事では、卓球競技において発生する怪我やスポーツ障害について、痛みが出る生体力学的なメカニズムから、用具選びの重要性、最新の応急処置、そしてARK接骨院が打ち出す「休まない」リハビリテーションプロトコルに至るまで、網羅的かつ多角的な視点から徹底的に解説します。
卓球特有の怪我について深く知るための「まとめ」として、当院のスポーツ障害に関する他ブログ記事と併せてぜひお役立てください。
「卓球は怪我が少ない」という認識は、データを見ると覆されます。ある調査では、非プロフェッショナル層の大学生競技者のうち、過去6ヶ月間に約50.6%が少なくとも1回の怪我を経験しているという極めて高い罹患率が報告されています。
傷害の発生部位を見ると、下半身(膝や足首など)の怪我が全体の約67%を占めて最も多く、次いで上半身(肩、腰、手首など)が約56%と続きます。卓球における怪我の大部分は、突発的なアクシデント(接触や転倒)によるものではなく、特有の動作パターンの反復に起因する「オーバーユース(使いすぎ)症候群」です。
オーバーユースで引き起こされる症状には
などがあり、さらに深刻な問題として、卓球選手の受傷者のうち約54.6%において続発性傷害(再発)が確認されています。これは、「痛みが少し引いたから」と不完全なリハビリテーションのまま過早に競技へ復帰してしまうことが最大の要因です。
卓球における局所的な痛みの根本原因は、往々にして「離れた関節の硬さ」や「筋力不足によるフォームの崩れ」に由来しています。

ラリー中に維持する「レディ・ポジション(構えの姿勢)」は、四肢を曲げ、体幹を前方に大きく傾斜させることで瞬時の反応を可能にします。しかし、この姿勢は通常の直立姿勢と比較して体幹の傾斜角が10倍以上に増加し、著しい猫背(後弯姿勢)を助長します。
この急激な前傾は、腰椎下部(腰の骨の下の方)の椎間板内圧を飛躍的に上昇させ、椎間板ヘルニアや筋膜性腰痛の直接的な原因となります。さらに、片手でラケットを振る非対称な動きが骨盤の歪みを引き起こし、慢性的な背部痛へと移行します。

現代卓球において最も重要な「トップスピン・フォアハンド」は、下半身から骨盤、体幹、そして上半身へとエネルギーを順次伝達していく「運動連鎖(キネティック・チェーン)」が不可欠です。
しかし、下半身の筋疲労や体幹の不安定さによりこの連動が崩れると、選手はエネルギー不足を補うために、肩や肘の筋肉に過度に依存したスイング(手打ち)を強いられます。その結果、肩のインナーマッスル損傷(回旋筋腱板損傷)や、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)といった重篤な障害が引き起こされます。

卓球のフットワークにおける激しい切り返しや踏み込みの際、股関節の筋力不足などがあると、膝が内側に倒れ込み、つま先が外側を向く「ニーイン・トゥーアウト」という危険な足の着き方が発生します。
これは膝関節に対して強大なねじれストレスを与え、内側半月板損傷や、ランナー膝(腸脛靭帯炎)といった下肢障害の引き金となります。

強烈なスピンをかけたり、チキータに代表される台上技術を駆使するために、手首の急激な捻りとしなりの動作が幾度となく繰り返されます。この反復動作により、手首の小指側にあるクッションの役割を果たすTFCC(三角線維軟骨複合体)が損傷を受けるケースが多発しています。ドアノブを回すような動作で痛みが出る場合は注意が必要です。
卓球は用具に極めて依存するスポーツです。物理的特性を無視した用具選びは、身体への負荷を増大させます。
練習中に捻挫や打撲、肉離れなどの怪我が発生した場合、かつては「RICE処置(安静・冷却・圧迫・挙上)」が絶対的な常識でした。しかし最新のスポーツ医学では、「PEACE & LOVE(ピース アンド ラブ)」という新しいガイドラインが世界的に提唱されています。

最大の転換点は「アイシング(冷却)と抗炎症薬の否定」です。
患部を氷で冷やしたり痛み止めを飲んだりすることは、傷ついた組織を修復するために必要な「正常な炎症プロセス」を妨害し、血管の新生や組織の回復を遅らせてしまうことが分かってきました。
受傷直後は患部を保護(Protect)・圧迫(Compress)・挙上(Elevate)し、数日後からは痛みが許容できる範囲で早期から患部に負荷(Load)をかけ、有酸素運動等で血流を増加(Vascularization)させることが、組織を強く正しく修復する近道となります。
東海市、大府市、知多市から多くの選手が通うARK接骨院では、上述した最新の「PEACE & LOVE」の概念に基づき、「休まない」治療方針を強く打ち出しています。
痛いからといって完全に練習を休んでしまう(絶対安静)と、筋力は急速に低下し、卓球特有の繊細なボールタッチや神経感覚が失われてしまいます。当院では、怪我をした患部を的確に保護しながらも、専門的な施術とトレーニングを組み合わせることで、パフォーマンスを落とさずに早期復帰(Return to Play)を実現させます。
卓球の反復動作によって筋肉の深層に形成された「硬結(しこり)」は、血流を阻害し痛みを引き起こします。当院では、表面的なマッサージではなく、解剖学的な知識に基づき筋肉の層を押し分けて深部にアプローチする「ディープティシューマッサージ」を実施し、長年蓄積した筋肉の硬さを徹底的に除去します。
天然ゴム製の専用バンド(フロスバンド)を患部に強力に巻き付け、圧迫した状態で関節を動かす「フロッシング」という最先端の筋膜リリースを導入しています。バンドを外した瞬間に滞っていた血流が爆発的に流れ込み、筋膜の癒着が剥がれ、関節の可動域が劇的に改善します。酷使された膝や手首のケアに極めて有効です。
患部の関節に強い負荷をかけずに筋肉を鍛えるため、専用のベルトで血流を適切に制限した状態で行う「加圧リハビリ」を取り入れています。脳が「極めて過酷なトレーニングをしている」と錯覚するため、ごく軽い負荷でも成長ホルモンの分泌が促され、痛みを伴わずに筋力強化と組織の早期修復を同時に進行させることができます。
ただ患部をガチガチに固めるテーピングは、卓球に必要な関節のしなりや連動性を奪います。当院では、トップスピン時の肩甲骨の動きを助けたり、足首の横ブレだけを制限したりする「運動連鎖を補助するテーピング」を施します。休まずに練習を続けるため、選手自身で再現できるよう的確な巻き方の指導も行っています。当院のテーピングに関しての指針はプロが選ぶテーピング5選!ARK接骨院が「キネシオ」や「ロイコ」にこだわる理由こちらで解説しています。
骨折や重篤な靭帯断裂などを除き、当院では「完全に休む(絶対安静)」ことは推奨していません。患部を適切なテーピング等で保護しながらも、加圧リハビリやフロッシングを用いて痛みのない範囲での運動を積極的に行う「休まない治療」を実施します。これにより、筋力低下や感覚のズレを防ぎ、最短での競技復帰を目指します。まずは現在の状態を詳しく見させてください。
筋肉の深部にある硬結(しこり)や、癒着の強い筋膜に直接アプローチするため、施術中に「イタ気持ちいい」感覚や、フロッシング特有の強い締め付け感を伴うことはあります。しかし、患者様の状態や痛みの耐性に合わせて圧の強さは常に調整いたします。施術後は、これまでにない圧倒的な身体の軽さと関節の動かしやすさを実感していただけるはずです。
はい、もちろん対応可能です。試合に間に合わせるための応急処置として、卓球特有の動作(フォアハンドの急激な捻りや激しいサイドステップなど)を妨げずに患部をしっかりサポートする専門的なテーピングを施します。ご自身や保護者の方が試合会場で再現できるように、的確な巻き方の指導も丁寧に行いますので、試合前でも諦めずにご来院ください。
卓球は、極限の反応速度と高度な運動制御が求められると同時に、非対称な回旋運動により身体の特定部位に多大な負担をかける過酷なスポーツです。
もしあなたが今、腰、膝、肩、手首などに痛みを抱えているなら、それを「練習の勲章」として我慢しないでください。不完全な状態での練習はフォームを崩し、さらに大きな怪我(再発)を生み出します。
東海市、大府市、知多市の周辺にお住まいで、「試合が近くて休めない」「病院で休めと言われたが早く復帰したい」とお悩みの方は、ぜひ一度ARK接骨院にご相談ください。150人以上の卓球選手を診てきた知見と、最新の「休まない治療プログラム」で、あなたの競技生活を全力でサポートいたします。
執筆者 柔道整復師 古田 幸大
各症状について、専門的な視点で詳しく解説しています。