ゴルフ肘が治らない理由は?スイング時の肘の痛みと6つの怪我対策

東海市でゴルフ肘の痛みに耐えながらゴルフをプレーする男性

「久しぶりに打ちっぱなしに行ったら、翌日から肘が痛くてドアノブが回せない…」
「スイングのたびに肋骨あたりに違和感がある」

東海市・大府市・知多市でゴルフを楽しまれている皆様、このような体の不調を感じてはいませんか?

ゴルフは、ラグビーやサッカーのように激しいボディコンタクトがあるスポーツではありません。また、瞬発的に全速力で走ることも少ないため、身体への負荷は比較的少なく、老若男女問わず長く楽しめる生涯スポーツとして非常に人気があります。

しかし、「負荷が少ない=怪我をしない」というわけではありません。
ゴルフ特有の「止まった状態から身体を急激に捻る動作」や「反復するスイング練習」は、特定の関節や筋肉に集中的なストレスを与え続けます。

この記事では、ゴルフで起こりやすい怪我の全体像を紹介しつつ、その中でも特に厄介で慢性化しやすい「ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)」「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」について、専門的な視点から深掘りして解説します。

目次

まずはチェック!ゴルフで起こりやすい6つの怪我

ゴルフによる怪我は、突発的な事故(打撲など)を除けば、そのほとんどが「使いすぎ(オーバーユース)」や「フォームの崩れ」に起因します。まずは代表的な6つのトラブルを知っておきましょう。

手のひら・指のマメ

初心者に最も多く見られる症状です。グリップを過剰な力で握り込み、その状態で何百回とスイングを繰り返すことで、手のひらや指の皮膚に摩擦ストレスがかかり続けます。
マメができているうちは痛みがないことも多いですが、練習中にマメが潰れたり、皮が剥がれたりすると、スイングのたびに激痛が走り、練習の継続が困難になります。

腰痛・広背筋痛・首の痛み

ゴルフを嗜む方に最も多い悩みが、体幹部の痛みです。
ゴルフは「背骨」を中心軸として、身体を雑巾のように捻じり、その反動でボールを飛ばすスポーツです。この回旋運動に伴い、腰の筋肉、背中の広背筋、そして首の神経や骨膜などを損傷させることがあります。
特に、アドレス時に前傾姿勢が強すぎる方や、手打ちにならず身体をしっかり回そうと意識しすぎている方に多く見られる傾向があります。

手首の痛み・肘の痛み

クラブがボール(あるいはダフって地面)にインパクトした瞬間の衝撃は、手首や肘にダイレクトに伝わります。
特に肘の痛みは一般的に「ゴルフ肘」と呼ばれ、一度発症すると治りにくく、日常生活にも支障をきたす厄介な症状です。痛みを庇うあまりフォームが崩れ、さらなる悪循環に陥るケースも少なくありません。手首に悩みがあるゴルファーはこちらへ

肩の痛み

バックスイングでクラブを振り上げた際、トップの位置でバランスを崩したり、無理にクラブを上げようとしたりすると、肩関節のインナーマッスルである「腱板(けんばん)」を傷つけてしまうことがあります。
腱板を損傷すると肩関節自体が不安定になり、スイング軌道が定まらなくなります。場合によってはテーピングなどで補強してからプレーする必要があります。

肋骨疲労骨折

「ただのスイングで骨折?」と思われるかもしれませんが、実はゴルフにおいて発生頻度が意外と高い怪我です。
打ちっぱなしなどで過度な練習を繰り返していると、体幹を強く捻るたびに肋骨の間の筋肉(内外肋間筋)や、肩甲骨周りの筋肉(前鋸筋)が肋骨を強く引っ張ります。この「引っ張られるストレス」が骨に蓄積し、疲労骨折を起こします。
肋骨付近に深呼吸や咳で響くような違和感が出た際は、早めに練習を中断する必要があります。

ボールによる打撲

稀なケースですが、シャンクしたボールが跳ね返ってきたり、他人の打球が当たったりする事故も発生します。打球事故は重大な怪我につながるため、練習場やコースでは常に周囲への注意が必要です。

徹底解説:「ゴルフ肘」と「テニス肘」の正体

東海市でゴルフ肘に対する説明の図

上記の怪我の中でも、特に多くのゴルファーを悩ませ、かつ日常生活への影響が大きいのが「肘の痛み」です。一般的に「ゴルフ肘」「テニス肘」と呼ばれていますが、医学的な正式名称や発生メカニズムを正しく理解している方は少ないかもしれません。

正式名称と痛む場所の違い

通称ゴルフ肘テニス肘
正式名称上腕骨内側上顆炎
(じょうわんこつないそくじょうかえん)
上腕骨外側上顆炎
(じょうわんこつがいそくじょうかえん)
痛む場所肘の「内側」の出っ張り付近肘の「外側」の出っ張り付近
発生動作ゴルフのスイング(利き手)
テニスのフォアハンド
ゴルフのリード手(利き手の逆)
テニスのバックハンド

ゴルフにおいては、無理な力でクラブを振ったり、ダフったりした際に、利き手側の肘の内側に強烈な負荷がかかり「ゴルフ肘(内側)」になることが一般的です。
しかし、左手(右打ちの場合)主導でスイングする方や、手首を使いすぎる方は、テニス肘のように肘の外側を痛めるケースも少なくありません。

なぜ「中高年」と「ジュニア選手」に多いのか?

ゴルフ肘は、働き盛りの40代〜60代の中高年ゴルファーに特に多く見られます。また、一方で10代のジュニア選手にも多発します。これには明確な理由があります。

中高年に多い理由:組織の「脱水」と「劣化」

ゴルフは年齢を重ねても上達できるスポーツであり、中高年になってから時間に余裕ができ、練習量が増える方が多いため、単純に「使いすぎ」のリスクが高まります。
しかし、それ以上に大きな要因が「加齢による身体の変化」です。年齢を重ねると、肘の腱や関節包(かんせつほう)に含まれる水分量が減少し、組織自体の弾力性が失われていきます。
みずみずしいゴムは伸び縮みしますが、古くなった乾いたゴムはすぐ切れてしまうのと同じで、水分が少なくなった肘の組織はスイングの衝撃や伸張ストレスに弱く、簡単に炎症を起こしてしまうのです。
脱水が原因になって引き起こされる肉離れはこちらの記事で解説しています。

ジュニア選手に多い理由:骨の「脆弱性」と「未熟さ」

10歳〜15歳頃の成長期は、骨や軟骨がまだ完全に固まっておらず、大人の骨に比べて脆弱です。この時期に過度な練習を行ったり、技術的に未熟で手打ちのスイングを繰り返したりすると、腱が骨を引っ張る力に骨自体が耐えられず、痛みが発生します。
成長と骨の硬さと成長についてはこちらへまとめています。

ゴルフ肘を「放置してはいけない」深刻な理由

「プレー中は痛いけど、終われば治まるから大丈夫」
そう思って放置していると、取り返しのつかないことになります。ゴルフ肘の治療は、違和感を感じた段階で「積極的に」行うべきです。

日常生活が困難になる

肘関節は、手首や指を動かすための「腱」が集中しているターミナル駅のような場所です。そのため、肘を痛めて慢性化すると、以下のような何気ない動作でも激痛が走るようになります。

  • ドアノブを回す、ペットボトルのキャップを開ける
  • 買い物袋を持ち上げる、カバンを持つ
  • 雑巾を絞る、タオルで顔を拭く
  • パソコンのキーボードを打つ

夜間痛による睡眠障害

さらに症状が悪化すると、炎症が強くなりすぎて「夜間痛」が出現します。じっとしていても肘が疼いたり、寝返りを打つたびに肘に響いて目が覚めてしまったりと、睡眠の質が著しく低下します。こうなると、ゴルフどころか日常生活を送ることさえ辛くなってしまいます。

ゴルフ肘のセルフチェックと専門的な治療

簡易セルフチェック

肘の痛みが「ただの筋肉痛」なのか「ゴルフ肘(上顆炎)」なのかを判断するには、以下の方法を試してみてください。

  1. 圧痛の確認: 肘の内側(または外側)の、骨が出っ張っている部分を指で押してみてください。骨の際(きわ)に鋭い痛みがあれば、ゴルフ肘の可能性が高いです。
  2. 動作痛の確認: 手のひらを上に向けて肘を伸ばした状態で、手首を手のひら側へ曲げたり、逆に反らしたりして抵抗を加えてみてください。これで肘に痛みが走る場合も要注意です。

ARK接骨院でのアプローチ

ゴルフ肘やテニス肘の改善には、単に湿布を貼るだけでなく、発生機序(なぜ痛くなったのか)と身体の構造を深く理解している施術者による治療が必要です。

ARK接骨院では、以下のステップで根本改善を目指します。

  • 詳細な触診・検査: どの筋肉が腱を引っ張っているのか、関節の動きに問題はないかを正確に見極めます。
  • 筋肉・筋膜のリリース: 硬くなって水分を失った筋肉の柔軟性を取り戻し、腱にかかるストレスを減らします。
  • 全身のバランス調整: 肘に負担をかける原因となっている「手打ち」を防ぐため、股関節や胸椎(背骨)の柔軟性を高め、体幹を使ったスイングができる身体へと整えます。

東海市・大府市・知多市でゴルフの怪我にお悩みの方へ

ゴルフは長く楽しめる素晴らしいスポーツですが、痛みが出たまま無理をしてプレーを続けると、楽しいはずのゴルフが苦痛の時間になってしまいます。
特に肘の痛みは、我慢すればするほど治癒までの期間が長引いてしまいます。

「スイングすると肘が痛い」「練習後の痛みが引かなくなってきた」
少しでもそう感じたら、早期に専門家のチェックを受けてください。
アクセス

  • 東海市役所から車で5分
  • 知多市役所から車で15分
  • 大府市あいち健康の森公園から車で15分

東海市、大府市、知多市でゴルフによる身体の痛み、ゴルフ肘でお悩みの方は、「ARK接骨院」へお任せください。
痛みのない快適なスイングを取り戻し、ベストスコアを目指しましょう!

執筆者 柔道整復師 古田 幸大

参考サイト・外部リンク

本記事の執筆にあたり、以下の公的機関および医学情報を参照しています。

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