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当院には、東海市のみならず近隣の大府市や知多市からも、長引く身体の不調を抱えた患者様が多く来院されます。
近年、テレビや健康雑誌、SNSなどで「筋膜リリース」という言葉を耳にする機会が増えてきました。フォームローラーなどのセルフケアグッズも市販されており、実際に試したことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、「やってみたけれど痛いだけで効果が分からない」「逆に揉み返しが来てしまった」というお悩みや、「そもそも筋膜とは何なのか?」という疑問を抱えている方も少なくありません。
今回は、プロの視点から「筋膜の正体」と「正しい筋膜リリース」、そして「やってはいけない禁忌」について徹底解説します。
筋膜リリースを理解するためには、まずターゲットとなる「筋膜」について正しく知る必要があります。筋膜とは、その名の通り筋肉を包んでいる膜のことですが、実はただ包んでいるだけではありません。
筋膜は、筋肉だけでなく、骨、内臓、血管、神経など、身体のあらゆる組織を包み込み、それらを繋ぎ止めている結合組織です。もし人間の身体から皮膚や筋肉、骨をすべて取り除き「筋膜」だけを残したとしても、その人の身体の形がそのまま残ると言われるほど、全身に張り巡らされています。
このことから、筋膜は「第二の骨格」とも呼ばれ、身体の姿勢維持や運動機能において極めて重要な役割を担っています。

筋膜は主に以下の2つの繊維で構成され、網目状に複雑に入り組んでいます。
健康な状態の筋膜は、水分を多く含み、みずみずしく柔軟性があります。そのため、筋肉の動きに合わせてスムーズに滑走し、身体を自由に動かすことができます。
しかし、筋膜自体が自発的に収縮して動くわけではありません。あくまで筋肉の収縮に合わせて「受動的」に動いている組織です。
「筋膜が癒着(ゆちゃく)している」という表現を聞いたことはありませんか? これは筋膜の成分が変質し、動きが悪くなっている状態を指します。
前述の通り、筋膜は筋肉の動きに合わせて受動的に動きます。しかし、デスクワークで長時間同じ姿勢を続けたり、運動不足で筋肉を動かす機会が減ったりすると、筋膜への刺激も減少します。
すると、網目状の繊維がギュッと縮こまり、水分が失われて硬化してしまいます。
硬くなった筋膜は、隣接する筋肉や皮膚にくっついてしまい(癒着)、本来の滑らかさを失います。イメージとしては、サイズの小さい乾いたボディスーツを無理やり着ているような状態です。
この状態になると、筋肉が動こうとしても硬い筋膜に邪魔をされ、可動域が制限されたり、痛みが発生したりするのです。また、筋膜は血管や神経も包んでいるため、硬化することで血流障害や神経痛を引き起こす原因にもなります。

「筋膜リリース」とは、癒着・収縮して硬くなった筋膜に対して物理的な刺激を与え、その緊張を解きほぐす(リリースする)手技やケアの総称です。
圧迫や摩擦を加えることで、絡まったコラーゲン繊維とエラスチン繊維をほぐし、組織間の滑りを良くします。これにより、筋膜に閉じ込められていた筋肉が解放され、本来のパフォーマンスを発揮できるようになります。
筋膜には「筋膜ライン(アナトミー・トレイン)」と呼ばれる繋がりがあります。例えば、足の裏からふくらはぎ、太ももの裏、背中、そしておでこまで、身体の背面は一枚の長い筋膜ラインで繋がっています。
この繋がりがあるため、「腰痛の原因が、実はおしりや太ももの筋膜の硬さにあった」というケースや、「首こりの原因が腕の筋膜にあった」というケースが頻繁に起こります。
患部(痛い場所)だけを揉んでも治らない場合、離れた場所にある筋膜の癒着が痛みのトリガーになっている可能性が高いのです。
適切に筋膜リリースを行うことで、身体には様々なメリットが生まれます。単なるリラクゼーションにとどまらず、治療やコンディショニングの一環として多くの効果が期待できます。
当院では、以下のような症状に対して筋膜リリースの視点を取り入れた施術を行っています。
※リンクより解説へとべます。
特に、「マッサージに行ってもすぐに戻ってしまう」という方は、筋肉ではなく筋膜の癒着が取りきれていないケースが多く見受けられます。
※1足の裏の痛みが気になる【足底筋膜炎解説】
※2膝の外側が痛い!【腸脛靭帯炎の教科書】
※3ゴルフ肘が治らない理由は?【ゴルフ肘解説】
最近では、フォームローラーやスティック、テニスボールなどを使ったセルフ筋膜リリースが一般的になりました。これらは手軽にケアできる素晴らしいツールですが、専門家による手技とは明確な違いがあります。
自分で行う際は、以下のポイントを意識しましょう。
しかし、セルフケアではどうしても「表層の筋膜」へのアプローチが中心となりがちです。また、加減が分からず強くやりすぎて内出血を起こしたり、防御反応で逆に硬くなってしまったりすることもあります。
当院の手技による筋膜リリースでは、解剖学の知識に基づき、筋膜と筋膜の間に指を滑り込ませるようにしてアプローチします。これにより、セルフケアでは届かない「深層の筋膜」や、筋肉同士が重なり合って癒着しやすいポイントを的確にリリースすることが可能です。
全身の筋膜の繋がりを熟知しているため、「腰が痛いからお尻のこの部分を緩める」といった、原因療法的なアプローチができるのが最大の特徴です。
非常に有用な筋膜リリースですが、万能ではありません。強い圧力をかけたり、血流を急激に促進させたりするため、行ってはいけない方やタイミングがあります。
自己判断で行うと症状を悪化させる危険性があるため、以下の項目に当てはまる方は必ず医師や専門家に相談してください。
また、極端に体調が悪い時や、発熱時なども積極的には行いません。筋膜リリースは身体に変化を促す行為ですので、回復力のある状態で受けることが望ましいです。就寝前や起床時など、リラックスしたい時間帯には、軽めの強度で行うようにしましょう。
A. 癒着が強い場所は痛みを伴うことがあります。
筋膜と筋肉の間には神経が密集しているため、癒着して動きが悪くなっている箇所をリリースする際は、「痛気持ちいい」~「響くような痛み」を感じることがあります。ただし、当院では患者様の呼吸に合わせて無理のない強さで調整しますので、激痛を我慢していただくようなことはありません。ご安心ください。
A. 症状の重さによりますが、筋膜リリースとしては週1回程度をおすすめしています。
長年かけて硬くなった筋膜は、一度緩めても生活習慣により再び戻ろうとする性質があります。状態が安定してきたら、月に1回ほどメンテナンスで行うと筋膜が緩んだ状態が維持できます。
A. 好転反応として、だるさや眠気が出ることがあります。
血流が一気に良くなり、蓄積していた乳酸や余分な間質液が全身を巡ることで一時的に倦怠感を感じることがあります。これは身体が良い方向へ変わろうとしているサインですので、水分を多めに摂ってゆっくり休んでいただければ翌日にはスッキリします。
筋膜リリースは、正しく行えば長年の痛みや不調を解決する強力な手段となりますが、間違った方法で行うと組織を傷つけるリスクもあります。
「自分の痛みの原因が筋膜にあるのか知りたい」「安全で効果的な施術を受けたい」という方は、ぜひ一度、専門家によるチェックを受けてみてください。
【アクセス】
東海市はもちろん、隣接する大府市や知多市からも多くの患者様が、当院の筋膜ケアを受けに来院されています。スポーツの怪我から慢性的な肩こりまで、ARK接骨院があなたの身体の「膜」を解放し、本来の軽さを取り戻すお手伝いをさせていただきます。
執筆者 柔道整復師 古田 幸大