| 営業時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00~23:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
\ お電話はこちらから /
080-3286-0255
\ 24時間ご相談受付中 /

※この記事は約8分で読めます。
走ったときにスネの内側がズキッと痛む、ジャンプの着地で痛みが走る。 スポーツを頑張る学生やランナーの方で、そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?
その症状、もしかすると「シンスプリント」かもしれません。 長距離を走る競技や、ジャンプを繰り返すスポーツ選手によく見られ、慣れない動きを始めたばかりの頃に発症しやすいことから「初心者病」とも呼ばれています。
今回は、東海市・知多市・大府市でスポーツ障害の治療を行うARK接骨院の代表であり柔道整復師の古田が、シンスプリントの正しい知識と当院での治療実績について詳しく解説します。

シンスプリントの正体を正しく理解することから始めましょう。 正式名称は「脛骨疲労性骨膜炎(けいこつひろうせいこつまくえん)」と言います。
少し難しい漢字が並びますが、分解すると以下のようになります。
より図解付きで詳しく知りたい方は、スポーツ医療情報の信頼性が高いZAMSTのシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)解説ページも参考にしてください。
ふくらはぎの深層にある筋肉(ヒラメ筋や後脛骨筋など)は、スネの骨(脛骨)の骨膜に付着しています。 「走る」「跳ぶ」といった動作を繰り返すことで、これらの筋肉が硬くなり、付着している骨膜を繰り返し強く引っ張ってしまいます。
この「引っ張られる力」に骨膜が耐えきれなくなり、炎症とズキズキとした痛みが発生するのです。 つまり、シンスプリントは「筋肉による骨膜の引っ張りすぎ」が主な原因と覚えておきましょう。

シンスプリントは、練習のしすぎ(オーバーユース)だけで引き起こされるわけではありません。実は、複数の要因が複雑に絡み合って発症するケースがほとんどです。
当院に来院される患者様に見られる主な原因は以下の通りです。
痛みが一度引いても、これらの原因を取り除かなければ再発を繰り返してしまいます。「なぜ痛くなったのか」を特定し、根本から改善することが重要です。また、シンスプリントになりやすい選手は、ジャンプや着地の動作で膝にも負担がかかっていることが多いです。
もし、スネだけでなく「膝のお皿の下も痛む」という場合は、ジャンパー膝(膝蓋腱炎)の可能性があります。バレーやバスケをしている方は、併せてこちらの記事もチェックしてみてください。
ジャンプすると膝が痛い…ジャンパー膝の治し方とストレッチ
シンスプリントには進行度があり、大きく4つの段階に分けられます。ご自身の状態がどこに当てはまるか確認してみてください。
| 段階 | 症状の状態 |
| Stage 1 | 運動時のみ痛みがある。運動時以外は痛くない。 |
| Stage 2 | 運動時に若干の痛みがあるが、パフォーマンスには影響しない。 |
| Stage 3 | 痛みのせいでパフォーマンスが低下する。 |
| Stage 4 | 痛みが強すぎて運動不可。安静時でもズキズキ痛む。 |
Stage 3以上になると、練習を休まざるを得なくなります。早期発見・早期治療が、競技復帰への一番の近道です。
シンスプリントと非常に似た症状に「疲労骨折」があります。 これを見誤って無理を続けると、長期間の離脱につながるため、鑑別が非常に重要です。
| 特徴 | シンスプリント | 疲労骨折 |
| 痛む範囲 | スネの内側上下10cm程度の広い範囲 | スネの内側1〜3cm程度の局所的な範囲 |
| 痛みの質 | 触ると鈍い痛みがある | 叩くと響くような鋭い痛みがある |
| 腫れ方 | 腫れの境界がはっきりしない | ピンポイントで強く腫れる |
※これらはあくまで目安です。「叩くと響く痛み」がある場合は、速やかに専門医や当院のような医療機関へご相談ください。ただし、痛みが「ズキズキ」ではなく「ビリビリ痺れる」場合や、ふくらはぎの外側まで痛みが走る場合は、足の問題ではなく「腰(神経)」から来ている可能性があります。
「坐骨神経痛」による脚の痛みについては、以下の記事で詳しく解説しています。
足の痺れは腰が原因?坐骨神経痛の症状チェック
ここまで解説した通り、シンスプリントは適切なケアが必要です。 東海市のARK接骨院では、以下のステップで早期回復を目指します。
まずは運動時の痛みを抑えることが先決です。当院では、伸縮性のある柔らかいテープではなく、ロイコテープやホワイトテープといった「硬いテープ」を使用し、格子状に貼付します。これにより骨膜への物理的なストレスを抑え込みます。
ロイコテープの解説と写真はこちらで御覧ください。
痛みが落ち着いてきたら、筋肉の柔軟性向上(マッサージやストレッチ)、フォームの改善、インソールの提案などを行い、再発しない体づくりを行います。
「痛みの対処」→「原因の特定と改善」 この順序で施術を行うことで、運動を休む期間を極力短くすることが可能です。
実際に当院で治療を行った、シンスプリントの患者様の症例をご紹介します。
サッカーを6年間やっています。カテゴリーが上がり練習量が週20時間程度に急増しました。 それに伴い、左足のスネに強い痛みが発生。歩くだけでもズキズキ痛み、右足にも痛みが出始めたため、階段の上り下りも困難になり来院されました。本人は今まで怪我をしたことがなく、なぜ急に痛くなったのか不安を感じていました。
初検時、スネの中下1/3あたり(シンスプリントの好発部位)を押すと強い痛みがありました。さらに、後脛骨筋(こうけいこつきん)、長指屈筋(ちょうしくっきん)、ヒラメ筋といった筋肉に過度な拘縮(硬くなること)が見られました。
サッカー歴が長く基礎体力はある選手ですが、カテゴリーが上がりさらに練習量が大幅に増えたことで、足の許容範囲を超えてしまったことが原因です。筋肉が硬化し、骨膜を常に引っ張り続けている状態でした。
施術により筋肉の柔軟性が戻り、テーピングで骨膜への負担を減らすことで、痛みをコントロールしながら練習に順応していくことができました。適切なケアを行えば、高いパフォーマンスを発揮できるポテンシャルを持った選手です。
ダンサーのシンスプリントはこちらの記事で解説しています。
シンスプリントについて、患者様からよくいただくご質問にお答えします。
A. 症状の進行度によりますが、可能な限り練習を休まずに治すことを目指します。 初期段階(Stage1〜2)であれば、練習量を調整したり、運動後のケアやテーピングを行ったりすることで、完全に休まずに改善できるケースが多いです。ただし、安静時でもズキズキ痛む場合(Stage3〜4)や疲労骨折の疑いがある場合は、一定期間の安静(運動中止)が必要になります。「試合が近い」などの事情も考慮して治療計画を立てますので、まずはご相談ください。
A. 早ければ2週間程度、長引いている場合は1ヶ月以上かかることもあります。 発症してすぐ(1〜2週間以内)に来院された場合、筋肉の柔軟性を戻し炎症を抑えることで、数週間で痛みが引くことがほとんどです。しかし、痛みを我慢して数ヶ月無理を続けていた場合、骨膜の炎症が慢性化しているため、完治までに1〜2ヶ月かかることもあります。痛いと思ったら「数日様子を見る」のではなく、早めのケアが早期復帰の鍵です。
A. タイミングによって使い分けましょう。 練習直後や、ズキズキとした鋭い痛みがある時は、炎症が起きているため「アイシング(冷却)」を行ってください。氷嚢などで10分〜15分程度冷やすのが効果的です。 逆に、練習をしていない時や慢性的な重だるさがある時は、お風呂などで「温めて」血流を良くし、筋肉を柔らかくすることが重要です。
シンスプリントは「我慢すれば治る」ものではありません。無理をすれば疲労骨折に繋がる恐れもあります。 しかし、適切な処置と原因へのアプローチを行えば、決して怖い怪我ではありません。
足の痛みは、無意識のうちにフォームを崩し、肩や腰など他の部位のケガを引き起こす原因にもなります。
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ARK接骨院へご相談ください。 痛みのない体を取り戻し、全力でスポーツを楽しめるよう全力でサポートいたします。
当院ではシンスプリント以外にも、野球肩や捻挫など、スポーツ特有のケガに幅広く対応しています。他の症状についてもブログで解説していますので、身体のケアの参考にしてください。
ARK接骨院の「スポーツ障害」解説記事一覧はこちら
執筆者 柔道整復師 古田 幸大