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「ランニング中に膝の内側がズキズキ痛む」「大事な大会が近いのに、病院で休むように言われて焦っている」「階段を下りるたびに膝下内側に鋭い痛みが走り、日常生活にも不安がある」このようなことはありませんか?
もし思い当たる節があるなら、それは「鵞足炎(がそくえん)」かもしれません。
鵞足炎は、ランナー膝(腸脛靭帯炎)と並んで走る競技に非常に多いスポーツ障害です。初期の軽い違和感を放置して練習を続けると慢性化し、長期間スポーツから離脱しなければならないリスクを孕んでいます。他院で「とりあえず休んで」と言われ、根本的な解決策が見えずに不信感や焦りを感じている方も多いでしょう。
ARK接骨院では、「休ませない治療」と「早期復帰(Return to Play)」、そして「可動域の根本改善」を最大の強みとしています。
この記事では、東海市、大府市、知多市周辺でスポーツに打ち込む選手や保護者、指導者の皆様に向けて、鵞足炎の根本的な原因から、生体力学(バイオメカニクス)に基づいた最新の治療戦略、そしてご自宅でできるセルフケアまでを、柔道整復師・古田が徹底的に解説します。
膝の内側の痛みを正しく理解するためには、まず「鵞足」という特殊な構造を知る必要があります。
鵞足とは、膝関節の内側かつ下方向(脛骨の近位内側部)に位置する、3つの筋肉の腱が扇状に集まってくっついている部分のことです。この腱が集まっている形が、後ろから見ると「ガチョウの足(水かき)」に似ているため、鵞足と呼ばれています。

これら3つの筋肉は、それぞれ骨盤の異なる場所からスタートしますが、最終的に一つの場所(鵞足)にまとまります。膝を曲げたり、膝から下を内側に捻る(内旋)働きがあり、スポーツの動作において膝を安定させるための「命綱」のような役割を果たしています。
鵞足炎は、ただの「使いすぎ」だけで起こるわけではありません。関節の曲げ伸ばしを繰り返すことで、これらの腱がすねの骨(脛骨)や靭帯と激しく擦れ合います。
鵞足の奥には、摩擦を減らすための「鵞足滑液包(がそくかつえきほう)」という水風船のようなクッションが存在します。正常な状態では滑らかに動きますが、繰り返しの物理的ストレスが加わると、この滑液包や腱そのものに炎症が起きます。これが鵞足炎の痛みのメカニズムです。
「膝の内側が痛いけれど、本当に鵞足炎なのかな?」と迷っている方は、以下の特徴に当てはまるかチェックしてみてください。

鵞足炎は進行度によって4つのステージに分類されます。ご自身の状態がどこにあるか把握し、ステージ2以上であれば早急な専門的介入が必要です。
鵞足炎を放置すると、痛みをかばう不自然な動作(代償動作)により、股関節や足首など他の部位に負担がかかり、新たなケガ(続発症)を引き起こします。また、膝の内側の痛みは鵞足炎だけではありません。以下のような疾患との見極めが重要です。
同じ距離を走っていても、鵞足炎になる人とならない人がいます。鵞足炎は単なるオーバーユースだけでなく、個人の身体の癖やバイオメカニクス(生体力学)の異常が複雑に絡み合って発症します。
これが最も大きな要因の一つです。ランニングの着地時や、バスケットボールの切り返し動作の際に、膝が内側に入り(ニーイン)、つま先が外を向く(トゥーアウト)癖がある人は要注意です。
この動作が起こると、鵞足部を構成する腱が極度に引っ張られ、すねの骨との間で強烈な摩擦ストレスが発生します。足首の柔軟性が低く、着地が不安定な場合にもこの現象は引き起こされます。
鵞足を構成する筋肉(特に太もも裏や内もも)の柔軟性が低下していると、腱が「ピンと張った弓の弦」のような状態になります。その遊びがない状態で関節の曲げ伸ばしを繰り返せば、当然摩擦は強くなります。過去に肉離れを起こして筋肉が硬くなっている方もリスクが高まります。
フォームの問題や環境的要因も無視できません。陸上競技だけでなく、サッカーや水泳の平泳ぎ(ウィップキック)でも発症します。
痛みが出た場合、どのように対処すればよいのでしょうか。「ただ休むだけ」では、運動を再開した途端に痛みが再発します。適切な処置と、根本原因を取り除くリハビリが必須です。
かつてはケガの応急処置としてRICE処置が主流でしたが、現在スポーツ医学の現場では、より早期回復を目指すPEACE&LOVE処置が推奨されています。過度なアイシングや抗炎症薬の使用は組織の修復を遅らせる可能性があるため、急性期を過ぎたら痛みのない範囲で関節を動かし、血流を促進させて組織の回復を促すことが重要視されています。
ARK接骨院では「痛いから完全に休む」という選択肢は最終手段と考えています。ヒアリングを十分に行い、以下の専門的なアプローチで疼痛をコントロールしながら、活動の維持・改善を図ります。
痛みが引いても、同じフォームや硬い体のまま走れば必ず再発します。「今までの生活習慣や身体の使い方が、今の痛みを作った」と認識し、セルフケアを習慣化しましょう。
お風呂上がりなど、体が温まっている時に反動をつけず、ゆっくり20〜30秒伸ばすのが効果的です。
膝が内側に入る(ニーイン)のを防ぐには、お尻の横の筋肉「中殿筋(ちゅうでんきん)」を鍛えることが極めて重要です。
足底のアーチが潰れるオーバープロネーションがある場合は、内側のアーチをサポートするスポーツ用インソールを使用することで、脛骨の内側への倒れ込みを防ぎ、鵞足への負担を劇的に軽減できます。また、練習時のキネシオテーピングは、脛骨内側の鵞足部から筋肉の走行に沿って引っ張りながら貼ることで、摩擦を減らすサポート役となります。詳しくはお問い合わせください。
A. 時期によって異なります。発症直後や、運動後に鋭い痛みや熱感がある「急性期」は、アイシングで冷やして炎症を抑えることが優先です。一方で、痛みが長引いている「慢性期」で熱感がない場合は、入浴などで温めて血流を良くし、筋肉の硬さを取ることが回復への近道になります。
A. 痛みを我慢して運動を続けると炎症が慢性化し、安静にしていても疼くような痛み(夜間痛)が出るようになります。また、痛みをかばう不自然な歩き方になるため、股関節痛や慢性腰痛、反対側の足の怪我などを引き起こす原因となります。
A. 痛みの出ている膝の内側(鵞足部)を直接マッサージガンで叩くのは、炎症を悪化させるため絶対に避けてください。使用する場合は、原因となっている太ももの裏や内ももなどの筋肉の「筋腹(お肉の部分)」に軽く当てる程度に留めましょう。
鵞足炎は、真面目にトレーニングに取り組むストイックな選手ほど陥りやすい障害です。「これくらいなら大丈夫」と無理をして長期間の離脱を余儀なくされる前に、専門的な評価とアプローチを受けることが重要です。
東海市のARK接骨院では、局所の痛みを取り除くだけでなく、あなたのランニングフォームや体の癖を見直し、再発しない身体作りまでをトータルでサポートします。「痛い!走れない!」と焦っている方も、ぜひ一度ご相談ください。積極的な改善方法をご提案いたします。
執筆者 柔道整復師 古田 幸大
