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「腰からお尻にかけての痛みがつらく、練習に集中できない」
「スポーツ中、足にピリピリとした違和感があって不安になる」
このようなお悩みはありませんか?
東海市、大府市、知多市周辺で日々トレーニングに励むスポーツ競技者(ジュニアから社会人まで)、そして選手を支える保護者や指導者の皆様へ。ARK接骨院代表、柔道整復師の古田です。これまで1万7000人以上のクライアント様と向き合い、数多くのスポーツ現場をサポートしてきた経験から、皆様が抱える焦りや不安な気持ちは痛いほどよくわかります。ですが、腰椎椎間板ヘルニアでお悩みの場合でも、身体の現状を正しく把握し、理にかなったケアを重ねていくことで、再び思い切りプレーできる日はやってくると実感しております。
当院が大切にしているのは、患者様の「試合に出たい」「競技を続けたい」という思いを尊重する「休ませない治療」と「早期復帰(Return to Play)」、そして「可動域の根本改善」です。この記事では、身体のメカニズムに基づき、ヘルニアへの理解を深めながら、前向きに回復へ向かっていけるようなアプローチをわかりやすく解説していきます。
私たちの背骨(脊柱)において、骨と骨の間でクッションのような役割を果たしてくれているのが椎間板です。歩行やジャンプの際に身体にかかる衝撃を優しく吸収し、分散させるために、中心部にあるゼリー状の「髄核(ずいかく)」と、それを取り囲む丈夫な「線維輪(せんいりん)」という特異な二重構造を持っています。

髄核は水分をたっぷりと含んでおり、縦方向の負荷を水枕のように分散させてくれます。一方の線維輪は、コラーゲン線維が重なり合ってできており、背骨の曲げ伸ばしや捻りといった動きをしっかりと支えてくれます。この二つの組織が助け合うことで、スポーツ中の複雑な動きもスムーズに行えるようになっているのです。

上のイラストを見ながら、身体の中で何が起きているのかを3つのステップでやさしく確認していきましょう。
3つのポイントの通り、腰の不調でありながら「足にピリピリとしたしびれが出る」「重だるい痛みが走る」といった症状につながる理由です。東海市や大府市からご相談いただく「スポーツ腰痛」でお悩みの方々も、実はこの神経への刺激による違和感を抱えていることが少なくありません。腰痛全般の根本的な原因やケアについては、当院の【スポーツ腰痛バイブル】でも詳しく解説していますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。

ヘルニアは、一度の大きな衝撃だけで起こるというよりは、日々の練習で少しずつ蓄積された負担や、年齢とともに椎間板の水分が自然に減っていく変化が重なって起こることが多いとされています。髄核の水分が減るとクッション性が少し下がり、周りの線維輪に負担がかかりやすくなります。

そこに、急に身体を前に曲げたり強く捻ったりする動きが加わると、中の髄核が外側に押し出されることがあります。特に陸上競技でのスタートダッシュや、バスケットボール、バレーボールのようにジャンプと着地を繰り返す競技では、腰への負担が大きくなりやすいため、日頃からの丁寧なケアが大切になります。
悩みとして現れやすい場所は、主に腰の下の方にある「第4腰椎と第5腰椎の間(L4/5)」や「第5腰椎と仙骨の間(L5/S1)」に集中しています。これには身体の構造上の理由があります。

腰の下部は、上半身の重みを一番下で支える土台のような場所です。さらに、よく動く「腰椎」と、固定されている「骨盤(仙骨)」のつなぎ目にあたるため、スポーツのあらゆる動作の支点となりやすく、負担が集中しやすい構造になっているのです。
スポーツ中だけでなく、普段の生活習慣も腰の状態に大きく関わってきます。長時間のデスクワークやスマートフォンを見ているときの「前かがみの姿勢(猫背)」は、背骨の自然なカーブを崩してしまいがちです。
この姿勢が続くと、椎間板の前側に圧力がかかり、反動で後ろ側に負担が逃げようとするため、ヘルニアの要因の一つになると考えられています。東海市や大府市の学生アスリートの皆様も、日頃の姿勢の崩れが肉離れや腰の痛みのきっかけになることがあるため、少し意識を変えるだけでも身体は良い方向へ向かってくれます。
腰の痛みを感じたとき、「これはヘルニアなのか、それともただの筋肉の張りなのか」と不安になる方も多いと思います。筋肉の張りや疲労からくるものは一般的に「筋膜性腰痛」と呼ばれます。
筋膜性腰痛は、長時間の練習や姿勢の崩れによって腰回りの筋肉が硬くなることが主な原因です。腰の周辺が重だるく痛むのが特徴ですが、足のしびれを伴うことはあまりありません。一方でヘルニアは、神経への刺激が加わるため、腰だけでなくお尻から足先にかけてのピリピリとしたしびれや、鋭い痛みが走ることが多いという違いがあります。【筋膜性腰痛の教科書】も合わせてご覧ください。

「坐骨神経痛と言われたけれど、ヘルニアとは違うの?」というご質問もよくいただきます。実は、坐骨神経痛というのは病名ではなく、「お尻から太ももの裏、ふくらはぎにかけて走る痛みやしびれ」という症状そのものを指す言葉なのです。
そして、その坐骨神経痛を引き起こす原因として非常に多いのが、まさに腰椎椎間板ヘルニアです。飛び出した椎間板が坐骨神経の根元に触れることで、足の方までサインが送られてしまいます。【坐骨神経痛バイブル】も読んでみてください。

ヘルニアによる痛みは、飛び出した椎間板が神経に触れる「物理的な圧迫」と、周囲の組織が反応して起こる「化学的な炎症」が重なって起こると言われています。炎症が起きているときは神経がとても過敏になるため、強い痛みを感じやすくなります。これは身体が一生懸命治そうとしているサインでもありますので、無理をせず適切に炎症を落ち着かせてあげることが大切です。
当院では、どの部分の神経に負担がかかっているかを優しく確認するために、身体に負担の少ない徒手検査を行っています。痛みを探すためではなく、身体の現在地を知るための大切なステップです。
仰向けの状態でゆっくりと足を上げていただく「SLRテスト」や、うつ伏せで膝を曲げて状態を見る「FNSテスト」などを行います。患者様の表情や呼吸を確認しながら、決して無理のない範囲で行いますのでご安心ください。

「痛みがあるからスポーツは完全に休まなければならない」と考えると、気持ちも沈んでしまいますよね。当院では、身体の安全を第一に考えながらも、可能な限り動かしながら治していく「休ませない治療」を心がけています。
痛みの強い部分は優しく保護しつつ、負担のかからない他の部位のトレーニングを続けることで、全身のバランスを整え、スムーズな早期復帰(Return to Play)を目指します。大切な大会が控えている場合でも、ご希望に添えるよう一緒に最善の道を探していきましょう。
腰にかかる負担を和らげるためには、周囲の筋肉の緊張を優しく解きほぐしてあげることが大切です。当院では、奥深くの筋肉にじっくりとアプローチするディープティシューマッサージを行っています。
また、筋肉を包む膜の滑りを良くするために筋膜リリースを取り入れ、身体全体のしなやかさを取り戻していきます。これにより、骨盤や背骨の位置が自然な状態に近づき、腰椎へのストレスがふっと軽くなるのを感じていただけると思います。
痛みが落ち着いてきたら、少しずつ関節の自然な動きを取り戻していきます。専用のベルトで優しく血流をコントロールしながら行う加圧リハビリは、関節に負担をかけずに筋肉を活性化できる素晴らしい方法です。
さらに、弾力のあるバンドを使ったフロッシングを活用することで、組織の巡りを良くし、関節モビリゼーションと合わせて、失われていた可動域の根本改善を優しくサポートします。
練習に参加しながら回復を目指す選手には、ガチガチに固めるのではなく、筋肉の働きを助け、安心感を与えるような実践的テーピング(キネシオ等)をご提案します。動きやすさと保護を両立させることで、不安なくプレーに集中できる環境を整えます。
また、急な痛みが出た際には、身体が本来持っている治る力を優しく引き出すPEACE&LOVE処置をベースにアドバイスさせていただきます。従来のRICE処置から一歩進んだ、より身体に寄り添ったケア方法は、柔道などのスポーツ後の身体のケアにもとても役立ちます。
当院のスポーツ整体で身体を整えた後は、ご自宅での少しの意識が回復を後押ししてくれます。腰に負担をかけないための、簡単なセルフケアをいくつかご紹介します。
A. 痛みが強い時期は無理をしないことが大切ですが、必ずしもすべてを休む必要はないと考えています。当院では、患者様のお気持ちに寄り添いながら、腰に負担をかけない範囲でのトレーニングや加圧リハビリを取り入れ、身体の機能を落とさずに復帰を目指すサポートをさせていただきます。
A. それぞれに得意な分野がありますので、上手に併用していただくのがおすすめです。病院では正確な画像診断や痛みを抑えるお薬の処方が受けられます。当院では、身体の動かし方のクセを見つけ、筋肉を優しくほぐしたり、スポーツに復帰するためのリハビリを行ったりします。
A. 足に力が入らないなどの急を要する症状がない限り、まずは焦らず保存療法から始めることが一般的です。飛び出したヘルニアは、ご自身の身体の力(免疫細胞)で自然に吸収されていくことも多いと言われています。身体のバランスを整え、負担を減らすケアを続けることで痛みが和らぎ、スポーツに復帰される方もたくさんいらっしゃいます。まずは一度、今の身体の状態をゆっくり見させてくださいね。
執筆者 柔道整復師 古田 幸大
