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「特定の動作のときだけ関節の痛みがつらい」
「練習の後半になると、いつも同じ場所が痛い原因が分からない」
「繰り返す痛みに悩んでいる」
東海市、大府市、知多市周辺で日々過酷な練習に励むスポーツ競技者や、選手を支える保護者・指導者の皆様、このようなことはありませんか?
現在、あなたの状況はどのフェーズにあるでしょうか。
【軽症〜中等度】痛みが出始めたばかりで、「早く治してレギュラー争いに復帰したい」と焦りを感じている状態。
【重症】他院で何ヶ月も治療しているのに繰り返す痛みが引かず、「本当にこのまま治るのだろうか」と強い不安と不信感を抱えている状態。
どちらのフェーズにいても、どうかご安心ください。治りにくいスポーツ障害や慢性的なスランプの根本原因は、単なる筋力不足や使いすぎだけではありません。実は、脳と神経の「運動学習のエラー(悪い癖の自動化)」にこそ、同じ場所が痛い原因が潜んでいるのです。このエラーをリセットする動作改善やフォーム改善が根本解決への鍵となります。
こんにちは、柔道整復師の古田です。
さて、今回は少しコラム形式で、私が最近プライベートで体験したある出来事からお話を始めたいと思います。テーマはズバリ「運動学習と運動の自動化」です。この驚くべき脳のメカニズムと、それがスポーツのケガにどう影響するのかを深く解説していきます。
専門的な内容になりますので私のテッサ作りでのひらめきの部分までは頑張って読んでみてくださいね。
先日、私は「とらふぐのテッサ(薄造り)」作りに初挑戦しました。3月も終わりに近づき、とらふぐが禁漁期に入る前にどうしても美味しいテッサが食べたくなったからです。最初は綺麗に引かれた完成品を買おうとしたのですが、ヒガンフグのテッサでも3,800円以上。とらふぐとなればさらに高額で、とても手が出ません。
ということで、身欠き(下処理済み)の大きめのとらふぐを2尾購入し、自分で引いてみることにしました。半身ずつ柵取りして、たっぷり四柵分のとらふぐです。しかし問題はここから。私にはフグを刺身に仕立てた経験など当然なく、薄造りなんてやったこともありません。市場のお兄さんに切り方のコツを聞き込み、いざまな板の前に立ちました。

最初は案の定、大苦戦です。想像以上に身の弾力が強く、表面はツルツルと滑ります。身が逃げないようにキッチンペーパーを敷き、軍手まで引っ張り出してきて悪戦苦闘。包丁を握る手にはギュッと過剰な力が入り、肩はガチガチ。息を止めて切ろうとするものの、厚みはバラバラで端がちぎれてしまいます。スポーツで言えば、初心者がテニスのラケットをガチガチに握りしめ、力任せに振り回しているような「非常に効率が悪く、脳のエネルギーを大量に消費している状態」でした。
ところが、三柵目に差し掛かったあたりで、ふっと「包丁がスッと入る角度」と「肩の力を抜く感覚」が手元に伝わってきたのです。余計な力みが取れた瞬間、包丁がまな板に吸い付くように滑り、向こうの柄が透けて見えるような綺麗な薄造りが引けるようになってきました。
そして四柵目、最後の半身を引く頃には、いちいち「包丁の角度は…」と考えなくても、手首がリズミカルに動き、まるでプロのような(誇張!)美しいテッサがお皿に花を咲かせるように並んでいきました。自分でもはっきりと体感できるほどの劇的な上達ぶりでした。

「これはまさに、技術が熟達して『運動の自動化』が起きたということだ!」――私は包丁を握りながら強く実感しました。不器用だった私の手が、反復によって脳内に「最適な動作のネットワーク」を構築し、無意識下で滑らかな動作を引き出せるようになったのです。
運動スキルの習得は、神経科学において「認知段階」「連合段階」「自動段階」の3つのフェーズで進行することが分かっています。テッサ作りで最初に悪戦苦闘していた時期が「認知段階」です。この時期は脳の前頭前野などをフルに使い、意識的で非常に強いエネルギーを消費します。反復練習を続けることで、小脳や大脳基底核が働き出し「連合段階」へと移行し、最終的には無意識でも正確に動作できる「自動段階」へと到達します。

自動化の過程で脳内では「チャンキング(Chunking)」という現象が起きています。これは、バラバラだった個別の動作(テッサ引きで言えば、包丁の角度を決める→引く→身を並べる)を、一つの滑らかな「一連の流れ」として高次運動野(補足運動野など)が統合する機能です。スポーツにおいても、一つひとつの関節の動きを意識するのではなく「スイングする」「投げる」といった大きな塊(チャンク)として脳が処理できるようになります。これがスムーズな動作改善やフォーム改善の基盤となるメカニズムです。

私たちの脳は運動を制御する際、感覚フィードバックの遅延という問題に直面します。これを解決するのが小脳の「内部モデル」です。小脳は、運動指令を出した瞬間に「数ミリ秒後、身体はこう動くはずだ」という予測(順モデル)を立て、実際の感覚との「予測誤差」をリアルタイムで修正します。同時に、大脳基底核はドーパミンを利用して、うまくできた動作を「報酬」として学習(強化学習)し、その動作回路を優先的に強化します。この精密な計算があるからこそ、陸上競技のスタートダッシュや、バレーボールのスパイクといった高速動作が可能になるのです。

反復練習の成果は、ニューロン間のつながり(ソフトウェア)だけでなく、物理的な構造(ハードウェア)をも進化させます。反復訓練により、神経線維を覆うミエリン鞘が厚くなる「適応的髄鞘化(Adaptive Myelination)」が起こり、電気信号の伝導速度と正確性が劇的に向上します。
極限まで熟達した一流アスリートの動きが、まるで力みがないように見えるのは、最適な筋肉だけを最小のエネルギーで動かす「神経経済性(Neural Economy)」を獲得しているからです。大脳皮質の無駄な活動が減ることで、選手は戦術や相手の動きに全集中力を注ぐことができるようになります。
運動学習のシステムは非常に優秀ですが、「正しいフォームと間違ったフォームを区別しない」という弱点があります。例えば、疲労や過去のケガ(足関節捻挫や打撲など)をかばうために崩れたフォームで練習を続けると、脳はその「痛みを避ける代償動作」を新たな最適解として学習し、適応的髄鞘化によって強固に定着させてしまいます。これが、何度休んでも同じ場所が痛い原因となります。

この状態になると、関節の可動域が制限されているため、小脳の予測(内部モデル)と実際の体の動きにズレが生じます。すると誤差学習システムがパニックを起こし、さらに無駄な力みを生み出すという悪循環に陥るのです。
誤った運動パターンが自動化されると、特定の部位に局所的な過剰負荷がかかり続け、繰り返す痛みを伴う以下のような深刻なスポーツ障害へと発展します。
痛いからといって完全休養を指示することは、脳の運動ネットワークを衰退させるため避けるべきです。最新の「PEACE & LOVE処置」に基づき、痛みのない範囲で早期から適切な負荷をかけ、血流を促し、患者様自身に体を動かしてもらう「積極的な運動指導(フォーム改善・動作改善)」を通して、競技復帰(Return to Play)を最短で目指します。
一度自動化された「悪い運動学習」をリセットし、正しいフォームを再入力するために、当院は以下の独自アプローチを組み合わせています。
「なぜか治らない繰り返す痛み」や「抜け出せない不調」にお悩みの方は、日曜も診療している東海市のARK接骨院へご相談ください。脳と身体の連携を整え、あなた本来のパフォーマンスを取り戻しましょう。
A. はい、可能です。自動化された悪い神経回路によるスポーツ障害を克服し、根本的なフォーム改善を行うには、まず手技(ディープティシューマッサージなど)で身体の物理的な制限を取り除く必要があります。その上で、当院で指導する正しい関節運動を反復し、脳へ再入力(再学習)させることで、新しい運動ネットワークを構築できます。
A. 重篤な損傷を除き、当院では最新の「PEACE & LOVE処置」に基づき完全休養は推奨しません。実戦的テーピング等で患部を保護し、積極的な運動指導(動作改善やリハビリ)を行うことで、脳の運動感覚の低下を防ぎます。これが結果的に最も早い競技復帰(Return to Play)へと繋がります。
A. はい、当院は日曜日も診療しております。平日夜遅くまで過酷な練習に励む学生アスリートや社会人の方々が、貴重な休日の時間を使ってしっかりと身体の根本改善に取り組めるようサポートしておりますので、ぜひご来院ください。
執筆者 柔道整復師 古田 幸大
※その他の部位のケガや、症状別のリハビリ解説については、以下の専用ページからご確認ください。
