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水泳での怪我 | 東海市富木島町 ARK接骨院の記事一覧
水泳は低負荷のスポーツであるため、怪我は他のスポーツに比べて比較的少ないですが、いくつかの怪我が起こる可能性があります。以下に一般的な水泳で起こりうる怪我の例を挙げます。
水泳を行う上で、適切なコンディショニングを行うことは、パフォーマンスの向上や怪我予防につながります。以下に、水泳のコンディショニング方法をいくつか紹介します。
これらのコンディショニング方法を組み合わせることで、水泳のパフォーマンスを向上させ、怪我を予防することができます。ただし、個人差がありますので、自分に合ったトレーニング方法を選択することが重要です。
今回は肩関節の可動域と泳ぎの関係性を治療事例に基づいて解説します。
中学3年生 女子 練習は週に6日 一日の練習時間2~3時間
ベストタイムが半年間出なくなり、飛び込んでからコースを斜めに進んでしまうということで来院されました。この半年間でフォームの改善に取り組み様々なトレーニング方法を試し、遠泳や、フィンなどを行っても斜め泳ぎは治らなかったということです。泳ぎの映像を見てみると右肩の可動域が極端に落ち、推進力が小さくなってっしまっているのがわかります。「肩甲骨の動きが固い」とコーチに言われたということで、各可動域を見ていきました。
肩関節の可動域は屈曲、伸展、外転、内転、外旋、内旋、水平屈曲、水平伸展に分類されています。肩関節だけではなく肩甲骨(肩甲帯)にも可動域の分類があり、屈曲、伸展、挙上、引下げに分かれています。クロールのではこの肩関節と肩甲帯の動きによって腕を動かしています(厳密には肘関節と手関節も連動してる)
肩関節と肩甲帯の可動域を見ていくと、この選手は肩甲骨の挙上(通常20°程度)が上手くいかず、肩関節だけを回して推進力を得ようとしてることがありました。そうなるにもきっかけがあると思い聞いてみた所、半年ほど前に背中の右側を肉離れしていたと言うのです。きっとその時にリハビリが十分ではなかったのでしょう。背中の筋膜が右側だけ固くなっていて引っ張られるように肩甲帯の可動域を制限していました。
こうなってしまうと少し痛みが伴いますが、その筋膜の硬さ(癒着)を取ってあげないとストレッチなどでは可動域を戻せません。加圧をし疼痛をコントロールしながら筋膜リリースを行い、癒着した筋膜を戻していきました。3回の施術が終わった頃、泳ぐ時にタイムはそれほど変わらないが、斜め泳ぎは治ったと言われました。
肩甲帯の筋膜が固い状態でフォームだけ変えたとしても、肩甲帯は動いてないのですから斜め泳ぎが改善するわけがありません。本来であればこの状態になってからフォームの見直しを行うべきだったのです。
このように痛みが出た後に放置をしてしまうと、後々に響いてきてしまいます。この選手の場合、5回ほど施術を行ったときには左右の肩甲骨の可動域も同じくらいになり、徐々にタイムが出るようになってきたとのことです。
東海市、知多市、大府市でクロールの肩関節の可動域のことなら「ARK接骨院」へお任せください。
当院ではアスリートの方々も数多く来院されます。脊柱(背骨)が過度に捻転し方の高さが左右違ってしまっていて泳ぐと左右のコースロープにぶつかってしまうほど曲がっていってしまう…そんな状態の女子背泳ぎ選手が来院されましたまず。とても泳ぐのが難しくなってしまった体の状態、それをどう改善していったのか解説します。
まずは起立した状態で姿勢の評価を行います。姿勢の評価は真後ろ、真横からそれぞれ行い、真後ろからは肩峰の高さ、肩甲骨の位置、脊柱棘突起の位置、左右腸骨稜の位置、膝外側の位置など横方向にラインを引きを記録していきます。真横からは垂直線が頭部から耳梁、上腕骨骨頭、体幹の中央、大腿骨大転子、膝関節の中央部の少し前,外踝の少し前方を通過する位置にラインを縦にラインを引き記録します。姿勢評価の結果軽度側湾症の兆候も見られたた為、追加して脊柱側弯症の有無を調べるテストを実施しました。
結果、左股関節が短縮し、その影響で右腸骨稜が挙がり、右肩が下がり、首が左に軽く傾いた姿勢になっていたのがわかりました。これを改善していく方法ですが、当院では地面に近い位置から姿勢の矯正を行っていきます。今回のケースでは左股関節の短縮が見られたので、まずそれから矯正しました。余談ですが水泳選手で股関節に短縮(関節の詰まり)が見られると短縮している方の脚の筋出力が低下し、逆足の正常な推進力によってコースロープに向かって傾いて進んでいってしまうことがあるようです。股関節が短縮してしまう原因ですがターンをして壁をキックした際左右の力のバランスが悪いことによって発生する事が多いようです。話を戻します。彼女の場合、脊柱に右方向の捻転に加え脊柱の軽度側弯も見られました。側湾は徒手ではなんとも鳴りませんのでディープティシューマッサージ及び手技による矯正で脊柱の捻転のみ取り除くことにしました。最後に脊柱の捻転によって引き起こされていた右僧帽筋、広背筋などの凝り固まった筋肉の固さを手技によるマッサージで取り除き、再度姿勢の評価をし施術は終了となります。
結果をお聞きすると違和感を感じるものの真っ直ぐ泳げるようになったとのお答えを頂きました。この違和感というのは身体の姿勢が異常な状態に長時間あった事による後遺症のようなもので、正しい身体の姿勢で泳いでいるうちに身体が姿勢を再学習して感じなくなっていきます。
このように身体の姿勢が崩れることによって競技に起こす影響は大きいです。違和感を感じたり、身体が上手く動かない、記録が悪くなった、そのような時は当院までご相談ください。
水泳と一括りにしがちですが競技としての水泳は飛込、マラソンスイミング(10kmマラソンスイミング)、競泳(50m自由形、100m自由形、200m自由形、400m自由形、800m自由形、1500m自由形、100m背泳ぎ、200m背泳ぎ、100m平泳ぎ、200m平泳ぎ、100mバタフライ、200mバタフライ、200m個人メドレー、400m個人メドレー、4×100mリレー、4×200mリレー、4×100mメドレーリレー)競泳男女混合4×100mメドレーリレー、シンクロナイズスイミング、水球などに分かれています。
各競技において負傷する部位、受傷する症状などが異なります。
今回は水泳の中でも競泳の選手によく起こる胸郭出口症候群について紹介します。
胸郭出口症候群では、肩周囲から上腕にかけてのジンジンするような疼痛、痺れ、脱力感、感覚異常(冷感、触覚異常)などの様々な症状をもたらす疾患です。胸郭の出口付近である、鎖骨周囲の筋肉(小胸筋、大胸筋など)、骨、結合組織による神経の圧迫が原因と言われています。水泳で起こるのはオーバーユースによる胸筋群による筋肉が神経を圧迫するおこによって発生する場合と腕をたくさん動かし繰り返し神経や血管が引き伸ばされす引き伸ばされ発生する場合で発生することがあります。前者は筋肉の固さを手技によるマッサージで取り、温熱を加えることにより筋肉の柔軟性を保つ事により改善していくことが可能です。後者の場合だと各関節(肩鎖関節、胸鎖関節、肩関節)のアライメント不全の調節し温熱を加え他組織の柔軟性の確保に勤めます。このアライメントの調節がうまくいかないと症状が変わっていかないのも胸郭出口症候群の特徴でもあります。
水中では日常生活の肩関節可動域を越えて関節を動かすことも可能になってきます。なので胸郭出口症候群に陥ってしまう選手も多いと言えます。一度なってしまうと放置していても良くなるものではありません。早めに治療院にご相談されることをオススメいたします。
東海市、大府市、知多市で水泳での怪我にお困りの方「ARK接骨院」にお任せください。
水泳で起こる怪我について説明と対処
水泳では他のスポーツと違い人との接触がなく、突発的な動きもなく、スピードも他競技ほど速くないため比較的怪我が起こりにくいスポーツとされています。
なので基本的には飛び込み時、ターン時などを除くと練習のし過ぎ(オーバーワーク、オーバースース)で起こる症状、怪我が多いです。
今回は水泳で起こりうる症状を3つ紹介します。
1,水泳肩(スイマーズショルダー)
水泳肩とはローリングを伴わないリカバリー動作を行った時などに肩に起こる痛みの総称です。肩前面で起こる上腕二頭筋長頭腱炎や肩の後面で起こるインピンジメント症候群なども水泳肩と呼ぶことが出来ます。
肩に不安を抱える選手の多くは肩の前(三角筋)と胸(小胸筋、大胸筋)が固くなってしまっていることが多いです。水泳をやっていて肩の痛みが酷い方はまず肩と胸のストレッチを取り入れると良いでしょう。
2,腰痛
腰の強いねじれ、ドルフィンキックなどの水泳特有の動きが腰痛の原因になってきます。ストリームラインの長時間保、肩の柔軟性の低下で腰痛に陥ってしまう選手も多くいます。
腰痛にならないためには日々背中や腰回りの筋肉を柔らかく保つ事が必要になってきます。ストレッチを行い、時には治療家の手を借りマッサージを行うことも必要です。
3,水泳膝(平泳ぎ膝)
平泳ぎ特有にはなりまずが膝の内側が痛む水泳膝という症状があります。平泳ぎでは膝を捻りながら水を蹴ることを繰り返します。常に膝の側側副靱帯に離断(引き離される様な)ストレスが掛かるため、内側側副靭帯が炎症を起こしてしまったものを水泳膝と呼びます。
対処としては大腿外側の筋肉(大腿筋膜張筋)と臀部の筋肉(大殿筋、中殿筋)の柔軟性を確保すること、フォームの見直しなどが挙げられます。
以上水泳で起こりうる症状を3つ挙げました。どの症状も水泳を続けれないほど悪化してしまう事があります。そうならないためには日々のケアが重要です。
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