前十字靭帯損傷は、スポーツ外傷として多く起こります。特に疾走中の急激な方向転換、ストップ動作、相手との接触での前十字靭帯損傷が多いです。前十字靭帯は、大腿骨と脛骨を結んでいる靭帯のことをいいます。役割としては回転を抑えたり、衝撃によって脛骨が前に行き過ぎるのを抑える役割をしており、これは膝の中で十時にクロスする様になっています。そして人から見て全面にある靭帯なので前十字靭帯という名前になっています。
逆に、後ろにあるのは前十字靭帯とは逆の働きをするので、脛骨が後ろにズレるのを防ぐ役割をしています。(後十字靭帯といいます)好発種目としては、バスケットボール、柔道、スキー、スノーボード、バレーボールなどがあります。症状としては、関節の激しい腫れ、痛み、可動域制限が見られます。急性期(受傷後2〜3週間)を過ぎると、これらの痛みは、軽快していきます。後に、膝がぐらつく、膝くずれなどの関節動揺が起こってきます。自然治癒の場合、日常生活は出来る様になりますが、体を動かしたり、スポーツをする場合は、手術をすることが一般的です。
ですが、手術をしても100%再断裂がないという訳ではありません。一度断裂した人が再び断裂をする可能性は3〜12%と言われています。
リハビリとしては、膝関節の可動域を広げるトレーニングと、筋力訓練を行っていきます。アイシングも忘れてはいけません。
適切なリハビリを行うことがその後の競技人生に大きく影響を与えることになります。
当院では術後のリハビリも行っています。ARK接骨院にご相談ください。