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東海市で空手選手の受診事例

2018.04.27 | Category: 当院の治療事例

今回は空手の選手の施術例をご紹介したいと思います。(性別 男性 年齢 18歳 競技歴12年)

当院に来院された際、左足首に疼痛及び運動制限(屈曲制限)が見られ、歩行する際強く痛みが発生しキックを放つ際軸足に荷重できない状態でした。その他に身体に数箇所の打撲がの受傷があり運動時及び受傷筋の運動時に疼痛が発生していました。来院時から3日後に試合があるということで「試合にどうしても出場したい」とのご要望を頂きました。

触察を進めていくと、どうやら足関節に亜脱臼が見られます。亜脱臼とは脱臼には満たないものの関節が正常な状態に無い、いわゆる“はまっていない“状態にありました。この選手は下腿の筋肉のよく発達し競技時もキックを主体に試合を組み立てるタイプだったのでこのままだと試合に出ても痛みでキックを放つことが難しい状況です。

整復を試みたのですが前述したとおり下腿(ふくらはぎ)が非常に発達していたので上手く牽引が出来ません。なのでまず加圧下にて足関節他動運動、及び自動運動を行い、手技によるマッサージ、オイルマッサージを施術し下腿の筋肉の緊張を取り除きました。そしていよいよ整復です。触察の結果、彼は左足距骨が外前方へズレ踵骨が内側へ数mmズレている状況でした。まず底屈居にて牽引し、屈曲しながら距腿関節を先に整復します。そしてその後に踵骨を牽引しながら足関節を屈曲し距踵関節を整復しました。その結果荷重が可能になり、軸足にしてキックが花てるようになりました。状況が切迫していたのでナイロンの硬いテーピングにて固定を行い、10~12時間程度維持してもらうようお伝えしました。

その後、試合後に連絡を頂いたんですが、2日で4試合に出場することができたようです。

足関節の亜脱臼はこじらせてしまうとこのように片足荷重が難しくなってしまう重篤な症状です。今回のケースでは整復をした後、固定時間を長く取ることにより関節が再度亜脱臼してしまわない、競技の強度に耐えられる様に導くことが出来ました。受傷日が来院いただいた1日前だったこともあり、やはり受傷から時間が経っていない方が整復も固定も簡単に行えると再確認しました。この方は後遺症を残すこともなく空手に打ち込まれています。

 

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