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スネの内側の痛みに悩んでいた中学生の症例
中学校1年生 競技、バスケットボール 競技歴4年
中学生になりバスケットボールの練習量が1周間で10時間程度長くなり、それに伴い左足のスネがかなり痛く、歩くときでもズキズキとした痛みがある。右足も左足ほどではないが走ったり跳んだりする際に痛みが走る。階段の上り下りが困難になってきたため来院される。
初検時スネの中下1/3あたりを押すととても痛いと言われました。続けて後脛骨筋、長指屈筋、ヒラメ筋などを触ったところ、筋肉の過度な拘縮が見られました。これは典型的なシンスプリントの症状です。こちらでも詳しく解説しています。
この選手は今までこのような症状になってしまったことは無かったそうで、不思議に思っていたところ来院されます。シンスプリントは筋肉が固まってしまい、骨の膜である骨膜を刺激し、骨実質から骨膜を引っ張り、引き離すようなストレスが掛かってしまっている状態です。バスケットボール歴は4年と長いこの選手ですが、中学生になって、練習量自体が大幅に増えたことによって足の許容運動量を超えてシンスプリントの症状が出てきてしまっています。こういった場合にはなるべく痛みが少ないようにケアをしながら練習に慣れていくことが必要になってきます。
まず最初に行ったのが後脛骨筋の手技によるマッサージです。触察した結果、この選手は後脛骨筋の筋腹が太く筋力が強いことがわかりました。しっかり症状を治してしまえば高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。あまりにも筋肉の硬さがひどかったため途中でオイルを使ったオイルマッサージを行い筋肉の拘縮除去に努めました。そのあとテーピングを貼付し施術は終了です。シンスプリントのテーピングはキネシオロジーテープのような伸縮性のある柔軟なテーピングでなく、ロイコやホワイトテープの硬いテープを使い、骨膜を抑えるように格子状に貼っていきます。これにより骨膜への刺激を抑え、痛みも抑えることができます。
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