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ルーズショルダーな草野球選手の治療事例 東海市

2018.08.19 | Category: 当院の治療事例

肩の痛みの原因はルーズショルダーによる関節内組織の引っ掛かり?

今回は週末に草野球をやっている男性の治療事例を紹介します。

40代男性 ポジション、ピッチャー

春から秋にかけて週末に野球の試合や練習を行っている。5年くらい前から投球時に方の上側に痛みがあるとのことで、いろいろな整形外科、治療院を回ったが方の状況が良くないので来院された。

来院時ボールを軽く投げるだけでも肩の上のあたりが痛くなり、特に30球を投球終了したあたりから痛みが強くなるとの事でした。まず行ったのは左右の方の高さを比較することです。一般的に野球の投手の場合肩を繰り返し動かすことによって肩周囲の組織が緩み、関節の遊びが大きくなることが多いです。これをルーズショルダーと言います。この方もルーズショルダーであり、利き腕の肩は逆の肩と比べ大きく下がっていました。この肩が大きく下がってしまう兆候はルーズショルダーの代表的なものです。この男性の場合、この5年間で100試合を超える試合数を投げてきたそうです。そうなってくるとこのルーズショルダーも納得がいきます。ルーズショルダーに陥ってしまう過程で多く発生する外傷が腱板損傷です。腱板とは肩を構成している上腕骨と肩甲骨を互いに引きつけ、動きをスムーズにさせる働きをしている筋肉です。その中でも覆う発生するのが腱板筋の一つである棘上筋損傷で、その発生頻度は腱板損傷のうち75%を超えるとのデータもあります。動作のテルトを行いったところ幸いにもこの男性には腱板損所(棘上筋損傷)の兆候は見られませんでした。ならなぜ痛いのか?各可動域で肩を動かしていた所、肩関節外転130度あたりで関節に僅かな引っかかり感があるのが見つかりました。この引っ掛かり感と共に疼痛も発生します。引っ掛かり感は普段生活をしている分には肩関節が外転130度を超えることなど滅多にないため気がつくことが難しいです。投球フォームを見せてもらった所投球時にも肩外転130度あたりで痛みが出ているのがわかりました。先に述べたとおりルーズショルダーであるこの男性の肩は緩いです。そのゆるさも相まって関節内の組織が関節面に干渉し痛みを発していると考えられます。

[行った施術]

関節モビリゼーションを中心に行い、肩関節内転位にて重力方向へ垂直に力を掛ける事によって関節内の引っ掛かりを除去することによって肩関節外転130度で発生していた痛みと引っ掛かり感を除去することに成功しました。その後は組織を定着させるためテーピングを貼付し、投球を続けていただきました。それから何度か試合でも投球されたということですが、今の所症状はぶり返していないようです。痛みが再発した場合は同じように引っ掛かり感を除去していく流れになります。

東海市、知多市、大府市でルーズショルダーにお悩みの方「ARK接骨院」へお任せください。


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