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東海市 足首を捻ったあとは?

2018.07.10 | Category: ケガの解説

足首を捻ったときの症状、状態

足首の捻挫には内反捻挫と外反捻挫の2種類があり、それぞれ発生頻度は異なります。多く発生するのは内反捻挫の方で、その理由としては歩行を行うために足関節は屈伸と内反をしやすいような構造をしています。なのでよく動く分、内反捻挫の方が発生頻度は高くなっています。一方、外板方向への動きは骨に支えられているため小さいです。なので発生頻度自体は低いのですが、外反に捻った時にその支えている骨自体が折れてしまうと、重症化して治るのにも時間がかかってしまいます。内反捻挫は頻度が高く、外反捻挫は重症化しやすい。と覚えておくと良いでしょう。

足関節の外側には前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯という靭帯があり、この中で内反捻挫を受傷した際に損傷してしまうものは、前距腓靭帯と踵腓靭帯が多いとされています。内反捻挫を受傷した際損傷する靭帯には順番があります。まず前距腓靭帯にストレスが掛かり損傷、次にそのストレスが波及して踵腓靭帯を損傷、さらに大きなストレスが掛かると後距腓靭帯が損傷(断裂)、という順番です。なのでまず足首の捻挫の不安がある方や、すでに軽い捻挫を受傷してしまった方などは捻挫の悪化を防ぐために前距腓靭帯を守るように処置を行う必要があります。具体的には前距非靭帯をサポートするテーピングを貼る、靴下を2重に履くなどです。靴下を2重にして履くと靴と足の密着が増し捻挫の予防に役立ちます。

外反捻挫の場合、三角靭帯が損傷しますが、この靭帯はとても強靭で、完全に切れてしまうことはほとんどありません。多くは足首内側の骨の骨折が起き(このことから三角靭帯は骨より強靭な可能性もあると言われています)ます。このことからも分かるように外反捻挫は骨折が発生する分、内反捻挫に比べて重症になりやすいのです。

次に足首の捻挫を受傷した時に気をつけないといけないことは亜脱臼の合併があるのかどうかです。受傷後※RICE処置をして腫れが少し引いてきた時に捻挫をした足と捻挫をしていない足を比べて可動域が著しく低い場合は亜脱臼を疑います。亜脱臼とは関節を作っている骨と骨が正しい場所に位置していない事を指します。亜脱臼があった場合は骨の位置を元の状態に戻してから固定をすることが必要です。骨の状態をもとに戻さずにそのままにしていると、治るのに時間がかかり、足首の可動域も落ちてしまうことがあります。受傷後すぐは腫れも激しい場合は亜脱臼があるのかどうかわからない場合もあります。そういった場合は腫れが引いたらすぐに亜脱臼の有無を確認してもらうことが大切です。

※RICE処置
Rest:安静、受傷した部位を関節を動かさないようにし、安静に保つ事。
Ice:冷却、患部を氷で冷やす事。
compression:圧迫、圧迫により患部の出血を抑える事。
Elevation:挙上、患部を自分の心臓より高い所に持ち上げること。

東海市、大府市、知多市で足首を捻った方「ARK接骨院」へお任せください。


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