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その手の痺れは手根管症候群かも?

2018.07.19 | Category: ケガの解説

手根管症候群という症状を聞いたことがありますか?

手根管症候群は知らない間に急に発現してしまう特発性のものが多いのが特徴です。そのため、原因は不明と判断されることが多いようです。傾向としては妊娠中、授乳期間中の女性に多く見られるとされてはいますが、怪我の後遺症として発現する場合や、手や前腕、肘の使いすぎ(オーバーユース)により陥ってしまう人も居るようです。

「手根管症候群の病態」
手の指の動きや感覚を支配している正中神経という神経が手関節にある手根管というバンド状の組織に挟まれ圧迫され出た症状のことを手根管症候群といいます。通常バンドに挟まれた状態で手首を動かしたり、前腕に力を入れて何かを掴んだりした時に痺れや脱力感、痛みなどを感じます。

最初に述べたとおりはっきりした原因は解明されていなく、統計から見ると妊娠中、授乳中の女性などに多く発生しています。これは体内の水分量が著しく変化をしたためと考えられ、女性ホルモンの分泌が変化することによって引き起こされているのではないかと推測されています。オーバーユースにおける手根管症候群は手根管が手関節の動かしによって炎症を起こし、結果肥厚してしまい正中神経を圧迫する場合と、単に手根管が腫れて正中神経を圧迫してしまう場合が考えられ、前者の場合は自然治癒させるのは難しい、手術による治療が必要だとされています。

「手根管症候群の症状」

多くの場合まず症状が出現するのは人差し指(示指)と中指のしびれや痛みです。その2本の指のしびれから始まり、最終的には親指(母指)や環指(薬指)までしびれたり痛みが出ることがあります。これが正中神経が支配している領域なのでわかりやすいです。急性期には寝ていられない程手がしびれたり、痛みが出たりします。一般的には日中よりも夜間や明け方の方が症状が強く出るのが特徴です。初期の段階では、手を振ったり、しばらく安静にしているとしびれや痛みが少なくなることもありますが、悪化してしまうと常時しびれやこわばり、筋力低下などが起こってきます。悪化してくると手の親指の付け根あたりが細くなり萎縮するのも手根管症候群の症状の特徴です。

このように明確に原因を突き止めるのが難しい手根管症候群は放置していて良くなることの少ない症状だと言えます。しかし、早期に症状に気がついていて適切な処置をしていれば、十分に回復させられる症状でもあります。指にしびれや痛みを感じたらお早めに整体や接骨院へ行くことをおすすめします。東海市、大府市、知多市で手根管症候群でお悩みの方「ARK接骨院」へお任せください。


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