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東海市で身体の捻れてしまった水泳選手の治療事例

2018.05.14 | Category: 当院の治療事例,水泳での怪我

当院ではアスリートの方々も数多く来院されます。脊柱(背骨)が過度に捻転し方の高さが左右違ってしまっていて泳ぐと左右のコースロープにぶつかってしまうほど曲がっていってしまう…そんな状態の女子背泳ぎ選手が来院されましたまず。とても泳ぐのが難しくなってしまった体の状態、それをどう改善していったのか解説します。

まずは起立した状態で姿勢の評価を行います。姿勢の評価は真後ろ、真横からそれぞれ行い、真後ろからは肩峰の高さ、肩甲骨の位置、脊柱棘突起の位置、左右腸骨稜の位置、膝外側の位置など横方向にラインを引きを記録していきます。真横からは垂直線が頭部から耳梁、上腕骨骨頭、体幹の中央、大腿骨大転子、膝関節の中央部の少し前,外踝の少し前方を通過する位置にラインを縦にラインを引き記録します。姿勢評価の結果軽度側湾症の兆候も見られたた為、追加して脊柱側弯症の有無を調べるテストを実施しました。

結果、左股関節が短縮し、その影響で右腸骨稜が挙がり、右肩が下がり、首が左に軽く傾いた姿勢になっていたのがわかりました。これを改善していく方法ですが、当院では地面に近い位置から姿勢の矯正を行っていきます。今回のケースでは左股関節の短縮が見られたので、まずそれから矯正しました。余談ですが水泳選手で股関節に短縮(関節の詰まり)が見られると短縮している方の脚の筋出力が低下し、逆足の正常な推進力によってコースロープに向かって傾いて進んでいってしまうことがあるようです。股関節が短縮してしまう原因ですがターンをして壁をキックした際左右の力のバランスが悪いことによって発生する事が多いようです。話を戻します。彼女の場合、脊柱に右方向の捻転に加え脊柱の軽度側弯も見られました。側湾は徒手ではなんとも鳴りませんのでディープティシューマッサージ及び手技による矯正で脊柱の捻転のみ取り除くことにしました。最後に脊柱の捻転によって引き起こされていた右僧帽筋、広背筋などの凝り固まった筋肉の固さを手技によるマッサージで取り除き、再度姿勢の評価をし施術は終了となります。

結果をお聞きすると違和感を感じるものの真っ直ぐ泳げるようになったとのお答えを頂きました。この違和感というのは身体の姿勢が異常な状態に長時間あった事による後遺症のようなもので、正しい身体の姿勢で泳いでいるうちに身体が姿勢を再学習して感じなくなっていきます。

このように身体の姿勢が崩れることによって競技に起こす影響は大きいです。違和感を感じたり、身体が上手く動かない、記録が悪くなった、そのような時は当院までご相談ください。


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