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東海市 接骨院 野球肩

2018.04.02 | Category: ケガの解説,野球での怪我

東海市 接骨院 野球

野球でよく起こりうる野球肩、についてに解説します。

野球肩とは下記に記載している野球で起こりうる肩の傷害の総称です。いくつか例を挙げます。

​ベネット病変(変性)

投球数が多かったりや投球歴の長い選手などに発症します。症状は上腕三頭筋の近位付着部や滑液包などが炎症を起こしその部分に骨性の棘が形成されて投球する度に疼痛が発生します。また重症化してくると安静時や就寝時に熱感を持ちジンジン痛む事もあります。

​肩腱板損傷

棘上筋、棘下筋、大円筋、小円筋の4つの筋肉を合わせてローテーター・カフと読んでいます。カフとは袖口という意味で袖口のように骨頭を包み関節に引き付ける役割をしています。投球動作により引き伸ばされたり擦れたりして損傷します。野球で損傷しやすいのは棘上筋です。損傷したまま投球を続けると腱板断裂を起こすことがあります。

肩関節上方関節唇損傷(SLAP損傷)

関節唇とは肩甲骨の受け面(関節)と上腕骨を安定させる為と、骨同士がぶつからないように、摩擦や衝撃を和らげる為クッションになっている円状の軟骨です。
この関節唇は線維性軟骨と言ってさほど固くない軟骨なので野球やテニスのサーブ、やり投げなど腕を肩より高い位置から強く振りおろす動作のスポーツではインナーマッスルが正しく機能しません(ゼロポジション)。肩甲骨との連動がうまくできないと「手投げ」状態になり、上腕骨と肩甲骨が正しくない位置で動き摩擦が起きてしまいます。両手を強く突いたりコンタクトスポーツや格闘技などでの外からの衝撃や、上腕二頭筋の牽引力でも傷めてしまうこと

関節唇自体が完全に剥離してしまうと手術を行わないと元の状態には戻りませんが、症状の度合いにより、正しく治療しリハビリトレーニングをすれば、競技継続も可能な場合も多くあります。

上腕二頭筋長頭腱炎

上腕二頭筋長頭腱炎に関してはこちらへ

 

インピジメント症候群

インピンジメントとは「挟まる」や「衝突」という意味を持ち、インピンジメント症候群では肩峰と上腕骨の間にクッションである滑液の袋、棘上筋やその腱が挟まり腕を横から上げていく際、前述した組織を挟み込むことにより起こる症状です。肩をと耳介を近づける動作を繰り返して行うと炎症が起こり、関節内の上腕骨と関節唇がぶつかり上記の上方関節唇損傷(SLAP傷害)を起こす場合もあります。インピンジメント症候群になってしまうと肩を上げていくとき、ある角度で痛みや引っかかりを感じ、それ以上に挙上できなくなってしまいます。肩を上げるとき、あるいは上げた位置から下ろしてくるときに60-120°の間で特に強い痛みを感じることがあります。これを有痛弧徴候(ペインフルアークサイン)と呼びます。

肩甲上神経麻痺

肩甲上神経とは、首から出て肩甲骨の後ろ側を支配し、上腕骨を上げたり外に回したり肩甲骨に引き寄せる役割をする背中の筋肉などを支配する神経です。
野球やバレーボール、テニスにも多く腕が水平以上は上がらないが痛みが出ない場合もあります。肩関節不安定症(ルーズショルダー)の原因になることもあり、肩腱板損傷を合併することもあります。そうなってくると肩の可動域が下がり、感覚に違和感が出たり、筋肉の委縮がおこり肩甲骨が浮き出して見える(翼状肩甲)場合もあります。

肩峰下滑液包炎

繰り返される投球動作により肩峰の下部、上腕骨の上部に位置する滑液の袋が炎症を起こす症状です。

この部位は血管や痛みを感じる神経がたくさん通っているので激しい痛みを感じることも多いです。また、炎症が長期に渡ると組織が癒着し肩関節の可動域が著しく制限されてしまうこともあるため放棄の対処が重要です。

 

以上簡単に解説をさせて頂きました。肩の損傷は総じて長引くことが多いので早期受診をおすすめします。

東海市 知多市 大府市で野球をやっていて肩の痛みにお悩みの方「ARK接骨院」へおまかせください。


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